Japanese
English
特集 産業精神保健の現状と課題
睡眠・生活習慣とジョブストレス・プレゼンティーイズム
Sleep, Lifestyle Habits, Job Stress, and Presenteeism
志村 哲祥
1,2
Akiyoshi Shimura
1,2
1東京医科大学精神医学分野
2株式会社こどもみらい
1Department of Psychiatry, Tokyo Medical University, Tokyo, Japan
2Children & Future Co., Ltd
キーワード:
睡眠
,
sleep
,
生活習慣
,
lifestyle
,
ストレス反応
,
stress reaction
,
プレゼンティーイズム
,
presenteeism
,
産業衛生
,
occupational health
Keyword:
睡眠
,
sleep
,
生活習慣
,
lifestyle
,
ストレス反応
,
stress reaction
,
プレゼンティーイズム
,
presenteeism
,
産業衛生
,
occupational health
pp.1373-1381
発行日 2021年9月15日
Published Date 2021/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206448
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抄録 人間は仕事のストレスなどの心理的ストレッサーのみによってメンタルヘルスの問題を生じるわけではなく,睡眠や食生活をはじめとする生活習慣もまた影響する。睡眠・生活習慣の問題はジョブストレスにおける心身のストレス反応と強く関連するのみならず,不調による労働生産性の低下であるプレゼンティーイズムをも引き起こす。睡眠・生活習慣はセルフケアが可能な要素でもあり,職域において,ただちに職務環境を変革できないような場合であっても,個人の裁量によって改善できる重要な因子であると考えられる。
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