連載 これからの臨床現場を支えるために COVID-19を経験した米国の看護現場から・43
シェアド・ガバナンス活動を通して院内心停止における患者アウトカムを向上させる
岩間 恵子
1,2
1ペース大学
2マウントサイナイ モーニングサイド病院
pp.614-617
発行日 2025年7月10日
Published Date 2025/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350070614
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
臨床看護師が医療組織内における意思決定の場に参加し,臨床の視点から意見を述べることはとても大切なことです。従来は組織のマネジメント層が意思決定を行い,その決定に従って下部組織が動くという管理方式が行われていましたが,近年は現場のニーズを組織の意思決定に取り入れることの重要性が注目されています。
今回と次回のトピックは,臨床看護師が患者アウトカムを向上させるという看護のゴールを達成するために自主的に組織形成に参加する,シェアド・ガバナンス活動についてです。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.