特集 看護管理者と事務部門の協働による質改善・経営貢献
—【実践報告】倉敷中央病院の取り組み—患者受け持ち表自動作成アプリ開発による業務効率化と酸素ボンベカートの開発による早期離床支援
片岡 聡
1,2,3
,
山本 礼子
4
,
植田 由加里
4
,
中島 雄一
1
,
高村 洋子
4
1公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 経営企画部
2公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 医療イノベーション推進室
3公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 HQM推進センター
4公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院
pp.294-303
発行日 2025年4月10日
Published Date 2025/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350040294
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倉敷中央病院(以下,当院)では,統括マネジメント本部に「医療イノベーション推進室」という組織を設けており,経営企画部や看護本部(以下,看護部)などさまざまな部署の職員が兼務で所属し,各部署や外部組織と協働しながら院内でのイノベーションを進めています。本稿では,その中でも看護部と医療イノベーション推進室が協働して行った,看護部の業務効率化のための「患者受け持ち表自動作成アプリ」の開発と,患者の早期離床を支援するための「酸素ボンベカート」の開発の2つの事例について紹介します。

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