特集 看護管理者と事務部門の協働による質改善・経営貢献
—【実践報告】聖隷浜松病院の取り組み—心不全地域連携プロジェクト—高齢心不全患者の転院を促進し,断らない医療の提供に向けた多部門の連携/[コラム]聖隷浜松病院における経営企画室の役割
中村 典子
1
,
近藤 理子
1
,
内藤 貴也
2
1社会福祉法人聖隷福祉事業団 総合病院 聖隷浜松病院 看護部
2社会福祉法人聖隷福祉事業団 総合病院 聖隷浜松病院 経営企画室
pp.304-310
発行日 2025年4月10日
Published Date 2025/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350040304
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全国的に高齢心不全患者の増加が課題になっている。聖隷浜松病院では,転院時にDPCII期超えをした心不全の患者割合が,2020年度89%,2021年度85%と高値になっていたため,2022年に看護部や経営企画室などが連携し「心不全地域連携プロジェクト」を立ち上げた。退院支援介入の時期を早めるとともに,後方病床との関係性を密にし,転院の促進プロセスを強化した。いずれは「心不全地域連携パス」の確立を目指している。本稿では同プロジェクトの経緯と成果を紹介する。

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