Japanese
English
特集 内部障害のある人への作業療法—疾患別にみるリスク管理と生活支援の実践
疾患別にみるリスク管理と生活支援の実践
Disease-specific risk management and practical approaches to daily life support
長嶺 由衣子
1
Yuiko Nagamine
1
1東京科学大学
pp.334-339
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600040334
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Key Questions
Q1:総合診療医は内部障害をどのように診ているのか?
Q2:内部障害に共通するリスク管理の視点は?
Q3:総合診療医と作業療法士を含むチーム医療のポイントとは?
はじめに
総合診療医として日々外来や訪問診療で内部障害のある方々と向き合う中で,私は常に「この患者さんは自宅でどのように過ごしているのだろう」と考えています.診察室で測定する血圧や心拍数,血液検査の数値は確かに重要ですが,それらはあくまで一時点の断面に過ぎません.患者の生活全体を理解し,その人らしい暮らしを支えるためには,医療と生活をつなぐ専門職の存在が不可欠です.そこで最も重要な役割を担うのが,作業療法士の皆さんと考えています1).
私たち総合診療医は「生活を診る」ことを大切にしています.しかし診察室や訪問診療の時間だけでは,入浴時の息切れや家事動作での身体への負担等,生活場面での反応を十分に把握できません.本稿では,総合診療医が内部障害を診る際の視点と,心疾患,呼吸器疾患,腎疾患,糖尿病等,内部障害全般に共通するリスク管理の実践と生活支援の視点についてお伝えします.

Copyright © 2026, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.

