連載 覗いてみたい!? 先輩OTの頭の中・第3回
春,いのちの在処
宮崎 宏興
1,2,3
1特定非営利活動法人いねいぶる
2T-SIPたつのソーシャルインクルージョンプロジェクト
3たつの市重層的支援体制整備事業
pp.276-277
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600030276
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- 文献概要
そもそも社会はややこしい.社会には,個人の意思とは無関係に,置かれた環境や障害・疾患が原因で,孤立・孤独や困窮に陥りやすい脅威が存在しています.後にある程度回復して,皆があたり前に求める充実や幸福を得ようとすると,「障害や疾患があるのだから(生きづらい環境に身を置いているのだから)望むべきではない」等といった「決めつけ」のバリアが立ちはだかり,社会の問題が個人の責任として扱われる(これは社会自体にも本人の内にも存在する).
社会は常に,人を救い癒すこともあれば,民意の刃で少しずつ切り刺すような残酷さも併せもっている.そして,閉ざされた生き方をいったん受け入れると,自分と合う人や社会に出会える割合が著しく減らされ,さらに人や社会から孤立し,再び深い孤立・孤独や困窮に陥り,社会の脅威にさらされるのです.
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