連載 いのちの響き・33
いのちの祭り
宮崎 雅子
pp.840
発行日 2001年10月25日
Published Date 2001/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902733
- 有料閲覧
- 文献概要
「どうか間に合いますように」,そう思いながら始発のあずさに飛び乗り,穂高へと向かった。 助産婦の高橋小百合さんが北アルプスの麓,安曇野に移り住んで5年。小さな分娩室で自身,産婦となった小百合さんはクッションにもたれ,その時を待っていた。
3人の子供を育てながら助産院「ウテキアニ」を営む小百合さんは今,シングルマザーだ。
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.