連載 とらうべ
どっちもいのち
小笠原 望
1
1大野内科
pp.547
発行日 1998年7月25日
Published Date 1998/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901964
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ぼくは昨年の春から,高知県中村市の診療所で町医者を始めた.医者となってからの20年間を高松赤十字病院という中核病院で過ごしたぼくは,ますます「何でもあり」の生のいのちと向かい合っている.診療所での診察は,検査機器もないし血液検査の結果もすぐには出ない.素手でけんかしているみたいで,これはこれで面白い.
「いのちばんざい 保育器も百歳も」 この川柳は,宮本時彦氏のぼくの大好きな作品である.
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