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特集 地域で子どもたちを支える—「参加」を支援すること
運動が苦手な子どもたちへの参加支援
Supporting participation of children with motor coordination difficulties
東恩納 拓也
1
Takuya Higashionna
1
1東京家政大学
pp.548-553
発行日 2025年6月15日
Published Date 2025/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590060548
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Key Questions
Q1:なぜ,運動が苦手な子どもたちへの参加支援が重要なのか?
Q2:運動が苦手な子どもへの参加支援とは?
Q3:運動が苦手な子どもへどのような参加支援を実践できるか?
はじめに
運動が苦手な子どもの参加を促すことは,子どもにとってのよりよい生活を実現するために重要である.「運動」とは身体運動の総称であり,子どもから大人まで,人間が行う生活上の多くの活動が身体運動の要素を含む.特に,協調運動はほとんどの活動に含まれる要素であるため,いわゆる「運動の不器用さ」と称される協調運動の問題によって子どもたちの参加が妨げられやすくなる.そのため,子どもの参加を支援するときに,作業療法士が子どもの協調運動の特性と支援を理解しておくことが重要である.本稿では,参加を支援することとして,特に協調運動の問題がある子どもたちに対する参加支援について説明する.

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