連載 循環器作業療法〜今,作業療法士がすべきこと〜・第4回【最終回】
コラム:チーム医療としての心臓リハビリテーション
生須 義久
1
1群馬県立心臓血管センター
pp.389-390
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590040389
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
心臓リハビリテーションとは,動脈硬化性疾患や心不全の進行を抑制あるいは軽減し,再発・再入院・死亡を減少させ,活動的な生活を目指す循環器予防介入プログラムである.効果については多くの報告があり,ガイドライン1)では多くの推奨が明記されている.その内容は,「医学的評価・運動処方に基づく運動療法・冠危険因子是正・患者教育およびカウンセリング・最適薬物治療」2)を内包する包括的プログラムを指す.そこには,医師,看護師,理学療法士,作業療法士,薬剤師,検査技師,管理栄養士,臨床心理士等,多くの職種が協調的に携わる.このチーム医療の実践が心臓リハビリテーションの肝といってよいが,多職種協働を円滑に進めるためには以下の点が重要と考える.
1.明確な目標の共有
チーム全体で具体的な達成目標を設定し,チーム構成員が理解する.
2.円滑なコミュニケーション
双方向のコミュニケーションと活発な意見交換を行う.
3.専門性を尊重し,役割分担を明確にする
各職種の専門性や強みを理解し,明確な役割分担を設定する.
4.共通の言語で話し,共通の枠組みを使用する
職種ごとの専門用語や業界用語に偏らず,共通の認識をもつ.
Copyright © 2025, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.