特集 完全把握をめざす小児の心疾患
不整脈
【コラム】学校心臓検診
岩本 眞理
1
IWAMOTO Mari
1
1済生会横浜市東部病院こどもセンター総合小児科
pp.651-651
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001630
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日本の学校心臓検診は,1954年に大阪で心臓病の疫学調査研究から始まり,1973年の学校保健法改正で小学校1年生,中学校1年生,高校1年生の全員に心電図検査が義務づけられた。児童生徒全員を対象とした心臓検診は世界でも類をみないシステムである。心臓検診の目的は,心疾患の発見・早期診断と適切な生活・運動活動の指導によって心臓病による突然死をなくし,疾患予後の改善を得ることが大切な役割である1)。
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