連載 文献収集と管理・第14回【最終回】
文献管理
森山 英樹
1
Hideki MORIYAMA
1
1神戸大学生命・医学系保健学域
pp.229-233
発行日 2026年2月15日
Published Date 2026/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520600020229
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文献管理ツール
文献検索により得られた情報が膨大な量になり,収拾がつかなくなることを見越して,文献を管理するためのツールを早めに導入することを勧める.データベースソフトを使う人もいるが,文献管理に特化したツールを用いるほうがよい.なぜなら,フォルダやタグを用いて文献を分類したり,登録した文献情報内をキーワード検索したり,著者や出版年などで並び替えたり,文献情報に任意のメモを追記するなど,効率的に文献を管理するための多くの機能があるからである.
さらに文献管理ツールを勧める理由として,論文やレポートなどの作成支援がある.通常,論文やレポートでは,本文に引用番号を挿入し,文末に引用文献リストを記載する.引用文献が少なければ,この作業は容易かもしれない.しかし,数が多くなれば,そのために費やす時間は大変なものになり,また書き直しなどによって順序が入れ替わった場合には,この作業をやり直さなければならず,順序を間違ってしまうこともある.加えて,引用文献のスタイルは,多くの場合,学術雑誌ごとに異なる.そのため,ある学術雑誌に論文を投稿し,不採択になった場合,他の学術雑誌に投稿し直そうとすると,スタイルを変更しなければならない.文献管理ツールを使えば,この作業を簡単に一挙に行うことができる.

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