連載 文献収集と管理・第4回
研究の評価指標
森山 英樹
1
Hideki MORIYAMA
1
1神戸大学生命・医学系保健学域
pp.479-482
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590040479
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研究の評価指標
臨床研究に関する文献がどのくらい信頼できるか(質の高さ)は,エビデンスレベルで評価される[本連載第1回(第59巻第1号)を参照].これと並び,また臨床研究に限らず,基礎研究を含めた研究全般に関する文献の評価に,影響力(インパクト)が用いられている.
研究のインパクトは主に文献の被引用数で表され,評価指標のほとんどが被引用数をもとに算出されている.Google Scholar(グーグルスカラー)のトップページにも書かれている「巨人の肩の上に立つ(Stand on the shoulders of giants)」という成句も示すように,研究は先人の残した業績の上に成り立つことから,被引用数は研究にとって今後も重要な位置を占める客観的な評価指標であり続けるだろう.

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