Close-up 遠隔理学療法
フレイル・サルコペニアに対する遠隔理学療法の現状
白土 大成
1
Daijo SHIRATSUCHI
1
1鹿児島大学医学部保健学科理学療法学専攻基礎理学療法学講座
キーワード:
地域在住高齢者
,
テレヘルス
,
デジタルデバイス
,
老年症候群
Keyword:
地域在住高齢者
,
テレヘルス
,
デジタルデバイス
,
老年症候群
pp.1462-1465
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590121462
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わが国では高齢化の進展に伴い,フレイルやサルコペニアが地域在住高齢者の自立やQOLを脅かす主要な健康課題となっている1,2).これらは進行性かつ複数の要因が相互に関与して進展する状態であるが,適切な評価と介入により予防や改善が可能であることが知られている3,4).
近年,情報通信技術(information and communication technology:ICT)の発展やCOVID-19の流行を契機として,対面診療や通所サービスに依存しない遠隔介入手法が注目されている.理学療法分野においても,ウェアラブル機器やアプリケーションなどのデジタルデバイスを活用した運動指導や身体機能評価,教育支援が試みられ,その普及が徐々に進みつつある5).

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