特集 遠心性収縮を考える
運動学的分析による遠心性収縮力強化のアプローチ
着座動作の運動学的分析—高齢者,変形性膝関節症患者に着目して
山本 吉則
1
,
百崎 良
1
Yoshinori YAMAMOTO
1
,
Ryo MOMOSAKI
1
1三重大学医学部附属病院リハビリテーション部
キーワード:
着座動作
,
遠心性収縮
,
高齢者
,
変形性膝関節疾患
Keyword:
着座動作
,
遠心性収縮
,
高齢者
,
変形性膝関節疾患
pp.158-163
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590020158
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Point
●着座動作では,重心の制御と身体の徐々な降下において遠心性収縮が不可欠な役割を果たす
●高齢者や変形性膝関節疾患の着座動作においては,筋力低下や関節可動域制限,疼痛により不安定になる
●遠心性収縮トレーニングは,筋力の向上やバランスの改善に有用であり,低い代謝コストと安全性を有するため,高齢者への適応が期待される
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