連載 理学療法士のキャリアデザイン—多様な可能性と挑戦・第1回【新連載】
理学療法士×介護福祉士養成教育—本当の意味での自立支援をめざして
古川 和稔
1
1東洋大学福祉社会デザイン学部
pp.102
発行日 2025年1月15日
Published Date 2025/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590010102
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私は現在,東洋大学福祉社会デザイン学部社会福祉学科の教員として勤務しています.大学教員としてのキャリアは17年になります.理学療法士,介護福祉士,社会福祉士,介護支援専門員の資格を持っています.私は介護職員として高齢者福祉施設に勤務した後,38歳のときに理学療法士になりました.
介護職員として勤務していた当時は,車椅子から立ち上がろうとする利用者に対して先輩職員が「立たないでください」と言う場面や,自力でトイレに行けそうな利用者にもオムツ交換をしている職員の姿を見て,違和感を覚えながらも,その違和感を解消する術がありませんでした.
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