特集 隣接関節の運動の影響
中枢神経と隣接関節運動の関係性
齋藤 智雄
1
Tomoo SAITO
1
1甲府城南病院リハビリテーション部
キーワード:
脳卒中
,
姿勢戦略
,
隣接関節運動
,
二重課題
,
運動制御
,
姿勢制御
Keyword:
脳卒中
,
姿勢戦略
,
隣接関節運動
,
二重課題
,
運動制御
,
姿勢制御
pp.18-25
発行日 2025年1月15日
Published Date 2025/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590010018
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Point
●日常の動作では隣接する複数の関節運動の組み合わせと,さまざまな拘束要因から関節運動の自由度が調整され,運動の協調性がもたらされるが,中枢神経疾患により姿勢や運動の協調性が破綻すると,隣接関節運動にも影響する
●中枢神経系と隣接関節運動の関係性を理解するうえで,環境と課題の特性と身体に与える影響から,姿勢と運動の両方に対して考慮する必要がある
●理学療法士が介入する際,脳卒中対象者の特徴的な姿勢戦略に着目し,隣接関節運動やバランスにどのように波及するか,姿勢制御に関連する複数の要因から臨床推論を進めていくことが求められる
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