増刊号 臨床ですぐ役立つ! 診療ガイドライン・手引き・指針のポイント解説
耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域
9.音声・嚥下障害
痙攣性発声障害
讃岐 徹治
1
1名古屋市立大学医学部附属東部医療センター耳鼻いんこう科
キーワード:
痙攣性発声障害
,
ボトックス®
,
甲状軟骨形成術2型
,
チタンブリッジ®
,
実施施設基準と実施医
Keyword:
痙攣性発声障害
,
ボトックス®
,
甲状軟骨形成術2型
,
チタンブリッジ®
,
実施施設基準と実施医
pp.155-159
発行日 2025年4月30日
Published Date 2025/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970050155
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POINT
◆ボトックス®療法の承認条件として,本剤についての講習を受け,安全性および有効性を十分に理解し,施注手技に関する十分な知識・経験のある医師によってのみ用いられる必要がある。
◆甲状軟骨形成術2型は,実施施設基準と実施医の基準が示され,安全に治療が実施できるように『甲状軟骨形成術2型におけるチタンブリッジの使用マニュアル』が作成された。
◆A型ボツリヌス毒素の甲状披裂筋内注入療法を繰り返し受けている,または薬効の影響がある患者には甲状軟骨形成術2型を実施する際に慎重に判断する必要がある。

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