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特集 新たに薬事承認・保険収載された薬剤・医療資材・治療法ガイド
《咽頭・喉頭》
ボツリヌストキシンを用いた痙攣性発声障害の治療
Botulinum toxin therapy for spasmodic dysphonia
兵頭 政光
1
,
長尾 明日香
1
Masamitsu Hyodo
1
,
Asuka Nagao
1
1高知大学医学部耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
痙攣性発声障害
,
ボツリヌストキシン治療
,
医師主導治験
,
異常モーラ
,
Voice Handicap Index
Keyword:
痙攣性発声障害
,
ボツリヌストキシン治療
,
医師主導治験
,
異常モーラ
,
Voice Handicap Index
pp.54-58
発行日 2022年1月20日
Published Date 2022/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202897
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POINT
●痙攣性発声障害に対しては,ボツリヌストキシン治療が標準治療である。
●内転型では有効率は90〜95%,治療効果持続期間は12〜15週である。
●本邦においては,医師主導治験によりボトックス®の保険適用承認が得られた。
●有害事象として気息性嗄声や液体誤嚥がみられるが,おおむね4週以内に改善する。
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