Japanese
English
今月の主題 Post H. pylori時代の胃炎・胃症
症例アトラス
血管炎の胃病変
Gastric Lesions of Vasculitis
鳥巣 剛弘
1
,
川崎 啓祐
1
,
谷口 義章
1,2
,
川床 慎一郎
1,2
,
梅野 淳嗣
1
,
森山 智彦
1,3
Takehiro Torisu
1
1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学
2九州大学大学院医学研究院形態機能病理学
3九州大学病院国際医療部
キーワード:
IgA血管炎
,
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
,
EGPA
,
低補体血症性蕁麻疹様血管炎
,
消化管病変
,
チャペルヒル分類
Keyword:
IgA血管炎
,
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
,
EGPA
,
低補体血症性蕁麻疹様血管炎
,
消化管病変
,
チャペルヒル分類
pp.78-82
発行日 2025年1月25日
Published Date 2025/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.053621800600010078
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
血管炎は血管壁に炎症を生じる疾患の総称で,炎症による全身症状とともに局所のさまざまな臓器での虚血や出血など多彩な病変を生じる.炎症の主座がある血管のサイズに基づくチャペルヒル分類が広く用いられている1).消化管病変の中で胃病変が出現する頻度は比較的まれであるが,消化管病変は難治性で生命予後にも関与する.本稿ではIgA血管炎,好酸球性多発血管炎性肉芽腫症,低補体血症性蕁麻疹様血管炎について概説を行う.
Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.