Japanese
English
特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
I. 周術期管理
2. 周術期感染症
2)感染予防抗菌薬の適正使用と薬剤耐性
Appropriate use of antimicrobial prophylaxis and issues of resistant organisms
大毛 宏喜
1
H. Ohge
1
1広島大学感染症科
キーワード:
予防抗菌薬
,
手術部位感染症
,
薬剤耐性菌
Keyword:
予防抗菌薬
,
手術部位感染症
,
薬剤耐性菌
pp.419-424
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_419
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨
・予防抗菌薬は手術部位感染対策の一つである.
・予防抗菌薬は術野汚染菌数を宿主が制御可能なレベルまで減少させることを目的とする.
・主な術野汚染菌は宿主の常在菌であり薬剤耐性の進行が問題となっている.
・地域や医療機関の薬剤耐性状況を経年的に監視して予防抗菌薬を選択する必要がある.
・近年,膵頭十二指腸切除術で予防抗菌薬として広域薬を使用する方法が提唱されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2024