連載 臨床医が病院長になった日・16
人の問題とその連携
山城 清二
1,2
1西崎病院
2富山大学
pp.648-649
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523770840080648
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■はじめに
私は1984年佐賀医科大学卒業後,沖縄県立中部病院で研修し,離島医療および救急医療に携わりました.1993年(卒後10年目)には佐賀医科大学総合診療部に移り,3年間の留学期間を挟みながら,総合診療の診療・教育・研究に従事しました.2004年(卒後20年目)には富山大学総合診療部の初代教授として赴任し,約20年間富山県で大学病院の診療・教育・研究を行いながら,地域医療の再生にも力を注いできました.さらに,富山大学での最後の4年間は新型コロナウイルス感染症(コロナ)対応で,地域の高齢者施設や障がい者施設および商店街などの支援もしました.
卒業後の40年間,総合診療の現場に立ち,診療・教育・研究,地域貢献に取り組んできました.そして2024年,30年ぶりに故郷へ戻り,西崎病院の病院長に就任しました.

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