増大号 極める!呼吸機能検査 患者を診る力が成功のカギ
6章 肺拡散能検査の失敗例とその対応
breath hold時の息漏れ
清水 康平
1
1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部
キーワード:
マウスピースの位置
,
悪い姿勢
,
力の入りすぎ
,
咳込み
Keyword:
マウスピースの位置
,
悪い姿勢
,
力の入りすぎ
,
咳込み
pp.260-261
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530020260
- 有料閲覧
- 文献概要
原因分析
breath hold(呼気止め)時に起こる息漏れの原因として,breath holdの姿勢が悪かったり,力みすぎたりしていることなどが挙げられる.特に間質性肺炎の患者で咳のコントロールが難しい場合,最大吸気が刺激になりbreath holdに入ってすぐの咳込みで息漏れが出たり,止めている間に咳込むことも経験する.口元を締めることに力が入りすぎてbreath holdが難しい患者もおり,検者側が口元を軽く押さえてあげるなどサポートすると問題なく検査が可能な患者もいる.
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年2月29日まで)。
Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.