増大号 極める!呼吸機能検査 患者を診る力が成功のカギ
4章 フローボリューム波形と患者状態から読み解く失敗例とその対応(努力肺活量測定)
喉の奥から吐いている
清水 康平
1
1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部
キーワード:
力みすぎ
,
喉に力が入っている
,
マウスピースのくわえ方
,
呼出の仕方
Keyword:
力みすぎ
,
喉に力が入っている
,
マウスピースのくわえ方
,
呼出の仕方
pp.212-213
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530020212
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原因分析
勢いよく吐き出すとき,喉を広げて(喉の奥から)吐き出す患者がいる(図1).単純に吐き方が悪いこともあるが,喉に力が入ってしまう場合や,マウスピースが歯の奥に入っていて口を少し開けているような状況で吐いていることも多い.特にマウスピースが歯の奥に入ってしまうと,マウスピースの筒の大きさ分,口が開くために,口先で「フゥー」と吐くことができず,喉に力が入りやすい.また,舌との距離が短くなるため,舌がマウスピースに当たりやすく,影響を受けやすい.
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年2月29日まで)。
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