増大号 極める!呼吸機能検査 患者を診る力が成功のカギ
4章 フローボリューム波形と患者状態から読み解く失敗例とその対応(努力肺活量測定)
吐くときに声が出てしまう
清水 康平
1
1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部
キーワード:
吐き出し方
,
力みすぎ
,
マウスピース
Keyword:
吐き出し方
,
力みすぎ
,
マウスピース
pp.218-219
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530020218
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原因分析
呼出のときに声が出てしまう(図1)原因は,力みすぎている,口が少し開いている,喉の奥から吐いているなどが考えられる.マウスピースをうまくくわえられず,歯で噛んでしまっている場合にもこのような状況が起こりやすい.なかには,検者が「『フゥーー』と吐きます」と伝えると,そのまま「フゥーー」と声を出す患者もいる.
神経筋疾患などで嚥下機能が低下している患者などでは,強制呼出をする際に声が出てしまうこともある.
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年2月29日まで)。
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