連載 「なぜそう考えた?」を語れる学生に 臨床判断を支える論理的思考力の育て方・2
基礎看護技術科目における論理的思考教育の実践
宮下 苑薰
1,2
,
金子 多喜子
3
,
神宮寺 陽子
3
,
福澤 一𠮷
4,5
1University of Nottingham, MA Research Methods (Health)
2元 杏林大学保健学部看護学科・看護学専攻基礎看護学研究室
3杏林大学保健学部看護学科・看護学専攻基礎看護学研究室
4早稲田大学
5明治大学法と社会科学研究所
pp.246-254
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.004718950670020246
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本稿は、①グループワークに内在する問題の検討、②対話型論証モデルを用いた論証教育の試み、③トゥールミンの論証モデルによる論証教育の再検討から構成されます。まず、講義演習としてのグループワークにおいて看護学生が直面しやすい課題を明らかにします。続いて、論証教育方法として対話型論証モデル1)を取り上げ、その構造と有用性、授業での実践例、このモデルを用いた取り組みの成果と課題について順に検討します。最後に、論証教育の在り方を再考する視点としてトゥールミンの論証モデル2)を導入し、その理論的枠組みと授業での実践例、さらに取り組みの成果と今後の課題について論じます。
なお、本授業実践は、学生に論証スキルを体験させる絶好の機会になりましたが、時間的制約上、継続的な教育介入はできていません。したがって、学生の理解や活用の程度を評価するには至っておらず、今後も継続的な教育が必要であると認識しています。

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