連載 「なぜそう考えた?」を語れる学生に 臨床判断を支える論理的思考力の育て方・1【新連載】
論理的思考力の基礎を育む看護教育の実践—トゥールミン・モデルを背景にして
福澤 一𠮷
1,2
,
宮下 苑薰
3,4
,
神宮寺 陽子
5
,
金子 多喜子
5
1早稲田大学
2明治大学法と社会科学研究所
3University of Nottingham, MA Research Methods (Health)
4元 杏林大学保健学部看護学科・看護学専攻基礎看護学研究室
5杏林大学保健学部看護学科・看護学専攻基礎看護学研究室
pp.106-113
発行日 2026年1月25日
Published Date 2026/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.004718950670010106
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本連載の目的と狙い
①看護学生の基礎教育において論理的思考力を身につける取り組みが急務であること、そして、②その能力・スキルの獲得には、ある一定の基礎的トレーニングが不可欠であるという、2点の考え方をこれまで以上に広めていくことを本連載の主たる目的としています。
①の結論は、以下のような事実に依拠しています。例えば、実際のカンファレンスでの質疑応答やレポートに関して、「何が言いたいのか理解できない、どうしてそう考えるのか理由が分からない」などの苦言がよく聞かれます(金子personal communication)。この事実は、自己の考えを正確に他者に伝えることは容易でなく、また、他者の主張を正確に理解することも同様に難しいことを示唆しています。

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