特集 抗菌薬の選び方・変え方・やめ方
経過中に抗菌薬をどう変えるか
被疑薬が抗菌薬の場合
池田 麻穂子
1
1順天堂大学医学部附属順天堂医院総合診療科
キーワード:
交差反応性
,
de-labelling
,
副作用の重篤性・不可逆性
,
皮膚テスト
,
減感作
Keyword:
交差反応性
,
de-labelling
,
副作用の重篤性・不可逆性
,
皮膚テスト
,
減感作
pp.861-865
発行日 2025年5月10日
Published Date 2025/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620060861
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Point
◎抗菌薬が副作用の被疑薬になった場合は,代替薬の有無,副作用の重篤性や進行のスピード,全身状態などを総合的に踏まえて,投与中止もしくは代替薬へ変更することを判断する.
◎重篤な副作用,不可逆な副作用の被疑薬になった場合は,再投与は行わない.
◎一方で,アレルギーの真偽を判定し,再投与や減感作療法を行い,抗菌薬の選択肢を狭めない対応(de-labelling)が取り組まれつつある.

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