連載 看護実践モデルの構築・評価・改善—その方法とプロセス・12【最終回】
実践モデルから理論構築へ
坂下 玲子
1,2
1兵庫県立大学
2兵庫県立大学看護学部
pp.310-315
発行日 2025年6月15日
Published Date 2025/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002283700580030310
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はじめに
約2年間にわたり,「看護実践モデルの構築・評価・改善—その方法とプロセス」を連載してきたが,本回で最終回を迎える。この連載のねらいは,2つあった。1つ目は,実践の改善に直接寄与する知を構築し,PDCAサイクルを回す研究のあり方を提示することである。2つ目は,この連載で多様な実践モデルを紹介し,それを臨床の場,または研究および教育の場で活用していただくことであった。研究と実践を両輪として看護実践モデルの構築・評価・改善を精錬させ,研究結果を臨床の看護に還元していくことは,兵庫県立看護大学/兵庫県立大学看護学部が設立以来30年間探求してきたことでもある。

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