特集 【研究する人間】木下康仁先生の功績と足跡
Ⅰ.研究者として,教育者として—木下康仁先生との在りし日
Ⅰ-3 M-GTA研究会の活動
木下康仁先生との出会いという奇跡
阿部 正子
1
1名桜大学人間健康学部
pp.50-53
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002283700580010050
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木下康仁先生の訃報に触れたのは,2024年3月,出張で滞在していた宮古島のホテルであった。朝の静寂の中,大きな喪失感とともに部屋の窓から見える青い海をしばらく眺めていた。
あれから1年余り,私はM-GTA定例研究会の追悼会で話をする機会を得たり,有志で集まり,思い出話をするたびに先生の懐の深さに触れ,気持ちが温かくなった。さらに,木下先生のご遺志を継ぐべく,もっとM-GTAについて勉強し,議論し,方法論的な発展を牽引していくことに貢献していきたいという意欲も芽生え始めた。

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