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先天性心疾患と新生児循環管理のピットフォール

24ケースで学ぶ 見逃したくない診断のポイント

先天性心疾患と新生児循環管理のピットフォール
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筆頭著者 日本周産期循環管理研究会(監修) 白石 淳 川瀬 昭彦 (編著)

大阪急性期・総合医療センター小児科新生児部門 熊本市民病院総合周産期母子医療センター新生児内科

メディカ出版

電子版ISBN

電子版発売日 2019年9月2日

ページ数 160

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-8404-6909-8

印刷版発行年月 2019年8月

DOI https://doi.org/10.32284/9784840469098

書籍・雑誌概要

【生後の病的所見や急変など厳選症例から学ぶ】
ピットフォールを回避するためには、日頃から知識を増やし経験を積み、あらゆる状況に対応できるよう準備することが大切。本書では、見逃し症例、なかなか確定診断に至らない症例など、厳選された24ケースを通して、苦くかつ貴重な経験を経時的に追体験し、新生児循環管理の要点を学ぶことができる。

目次

・刊行によせて
・はじめに
・本書に登場する循環管理関連略語

◆Case(1) 呼吸障害と肺高血圧
・肺うっ血があれば鑑別に挙げるのは?

◆Case(2) 呼吸障害と非典型的な新生児遷延性肺高血圧症
・進めるべき検査は?

◆Case(3) 新生児仮死
・呼吸障害の対症的処置を済ませた後の頻脈持続、その原因は?

◆Case(4) 胎児頻脈と基線細変動の消失
・non-reassuring fetal statusとは限らない!

◆Case(5) 胎児徐脈
・non-reassuring fetal statusとは限らない!

◆Case(6) 酸素化の軽度不良
・SpO2 100%ではチアノーゼ性先天性心疾患を否定してよい?

◆Case(7) 上下肢差のあるSpO2低下
・PPHNの原因の鑑別診断は慎重に!

◆Case(8) 出生直後からのチアノーゼ持続
・まず必要な初期対応は?

◆Case(9) 新生児遷延性肺高血圧症の鑑別
・非典型的なエコー所見には何かが隠れている!

◆Case(10) 大動脈弓離断
・IAAと診断しても油断しない!

◆Case(11) 多様な初期症状が見られる先天性心疾患
・酸素化が改善しても診断の矛盾を見逃さない!

◆Case(12) 心雑音がなく体重増加良好な啼泣時チアノーゼ
・先天性心疾患も必ず疑う!

◆Case(13) NOが無効な肺高血圧
・TTTS受血児に見られる特徴は?

◆Case(14) 呼吸障害と心不全
・原因不明の心拡大を認めたときは?

◆Case(15) 急な心雑音
・エコーだけでなく聴診も必ず行う!

◆Case(16) 原因不明の心拡大と酸素化不良
・生後早期の著明な心拡大には何かあるはず!

◆Case(17) 繰り返すSpO2の低下
・ルールアウトすべき疾患は?

◆Case(18) 吸引分娩後の呼吸障害
・分娩時情報から想定するのは?

◆Case(19) アンモニア値が高い呼吸障害と哺乳不良
・前医からの情報を過信しない!

◆Case(20) 咳と喘鳴で入退院を繰り返す2カ月男児
・呼吸器症状の原因は感染症だけ?

◆Case(21) 生後3週間で顕在化したSpO2低下と心拡大
・無症状で経過する先天性心疾患を見逃さない!

◆Case(22) 改善しない多呼吸と心拡大
・PPHNの治療への反応に乏しいときは?

◆Case(23) FLP後TTTS供血児の心雑音とSpO2低下
・三尖弁逆流の原因は肺高血圧?

◆Case(24) 急激に悪化する呼吸不全
・総肺静脈還流異常の典型的所見を見逃さない!

・本書に登場する疾患
・症例提供者
・編著者紹介