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続・腰痛をめぐる常識のウソ

続・腰痛をめぐる常識のウソ
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筆頭著者 菊地 臣一 (著)

金原出版

電子版ISBN 978-4-307-85103-9

電子版発売日 2019年8月19日

ページ数 132

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-307-25103-7

印刷版発行年月 1998年8月

DOI https://doi.org/10.18888/9784307851039

書籍・雑誌概要

前著『腰痛をめぐる常識の嘘』出版から4年の間に、腰痛研究には革命的な変化が起き、それが現在もなお進行中である。その背景には、医療に対する世の中の考え方の変化、医療資源の限界、さらにはコンピュータの発達がある。本書はこの激動期のなかで著者が感じた疑問を次世代の人達に提示すべく、整理して一冊にまとめたものである。腰痛医療に従事している方々、前著『腰痛をめぐる常識の嘘』共々、ご一読願いたい。

目次

病因・病態

常識1:腰痛は立位歩行するように進化した人間の宿命である
常識2:椎間板ヘルニアによる後方突出が症状発生の原因である
常識3:いわゆる腰痛の原因は腰椎に存在する
常識4:椎間板の内部には神経は存在しない
常識5:MRIは質的評価を含む形態学的診断法である
常識6:椎間板ヘルニアは痺痛を惹起する
常識7:腰部脊柱管狭窄は他覚所見に乏しい
常識8:物理的負荷は椎間板に悪影響を及ぼす
常識9:急性腰痛は外傷である
常識10:腰痛と健康状態は関係ない
常識11:天候や気候は腰痛や関節痛に大きな影響を与えている
常識12:振動や喫煙は腰痛の危険因子である
常識13:車の運転は椎間板変性に悪影響を及ぼす
常識14:確立された腰痛の理論がある
常識15:「腰痛」や「腰」のもつ意味は共通である

治療・予防

常識16:腰痛の治療は器質的変化への対応が主体である
常識17:分離すべり症の患者には激しい運動は無理である
常識18:急性腰痛には安静を
常識19:運動療法は慢性腰痛に対して有効な治療手段である
常識20:運動療法は急性腰痛に対して有効な治療手段である
常識21:Spinal instrumentationは手術成績を向上させる
常識22:椎間板ヘルニアに対する手術は除圧術である
常識23:椎間板ヘルニアの術後は活動制限が必要である
常識24:高度麻痺例は手術療法の適応である
常識25:椎間板ヘルニアの手術は,最小侵襲手術でも良好な治療成績が得られる
常識26:手術を受けた一流選手は復帰できない,手術を受けても一流選手として復帰できる
常識27:腰部コルセットは腰痛の予防や治療に役立つ
常識28:腰部コルセットの長期の装着は筋肉を萎縮させる
常識29:骨盤牽引は腰痛に対する有効な治療法である
常識30:硬膜外ステロイド注射は有効な治療法である
常識31:高度な機能回復訓練は外来での理学療法に勝る
常識32:スパイナルマニピュレーションはインチキ治療である
常識33:腰痛発生の予防に人間工学的な対応が有効である
常識34:激しい運動は腰に悪い
常識35:運動が骨粗鬆症の予防に大切である
常識36:布団やマットは堅いほうが腰に良い
常識37:腰痛に対する専門家は整形外科医である