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≪痛みのScience & Practice 4≫
腰痛のサイエンス
筆頭著者 山本 達郎 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年11月22日
ページ数 246
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-2836-8
印刷版発行年月 2014年5月
書籍・雑誌概要
本書では,腰痛発症のメカニズムを理解するための解剖学的知識や疫学,代表的な腰痛を発症する病態や痛みを発症するメカニズムなどのサイエンスと,整形外科・麻酔科の先生方が診断法・治療法について,それぞれの専門分野をレクチャーし,治療法の選択に関する考え方を記載する.また,腰痛に対する心理療法・認知行動療法の有用性・適応なども網羅している.簡潔で解りやすい記述と全ページカラーのビジュアルな誌面.
目次
総説
腰痛とは?
解説
Ⅰ.腰痛のサイエンス
1 腰痛を理解するための臨床解剖
2 腰痛の疫学
1)グローバルな現状
2)わが国における最近の知見
O. 腰痛と遺伝子多型
3 腰痛を起こす病態の生理
1)病変部位と病態
2)腰椎椎間板ヘルニア
3)脊柱管狭窄症
4)骨粗鬆症性椎体骨折
5)骨転移
6)腰椎変性側弯症
7)椎間関節と仙腸関節の痛み
8)failed back syndrome
9)非特異的腰痛:急性腰痛
O. 急性腰痛に安静は必要か
10)非特異的腰痛:慢性腰痛
II.腰痛のプラクティス
1 腰痛診断
1)総論
2)腰痛の随伴症状からの診断
3)症状からみた障害部位の推定
4)症状による検査の選び方:画像診断
5)症状による検査の選び方:診断的ブロック
6)症状による検査の選び方:電気生理学的診断
7)腰痛患者の心理的問題
8)ペインクリニック医からみたブロックのための腰痛診断
9)腰痛の評価法
O. 腰痛診療ガイドラインからみた腰痛診断
O. 心理的問題の評価法
2 腰痛の病態の違いによる治療選択の考え方
- NTT東日本関東病院での診断・治療-
3 腰痛の薬物治療
O. 漢方薬の可能性
4 神経ブロック療法
1)トリガーポイントブロック
2)硬膜外ブロック
3)神経根ブロック
4)椎間関節ブロック,脊髄後枝内側枝ブロック
5)経皮的椎間板の切除
6)脊髄電気的刺激法
5 外科治療
1)固定術の適応と実際
2)腰椎除圧術の適応と実際
3)椎間板切除術の適応と実際
O. エピドラスコピー
O. 経皮的椎体形成術
6 物理療法・装具療法・運動療法
1)選択の基本方針
2)物理療法の実際
3)装具療法の実際
4)運動療法の実際
O. 鍼灸治療の可能性
O. 腰痛予防
7 心身医学的治療
1)心身医学的治療の基本方針
2)カウンセリング
3)認知行動療法
8 腰痛治療の選択
1)整形外科(脊椎脊髄専門医) へ紹介するタイミング
2)心療内科への紹介のタイミング
3)集学的なアプローチ
索引