明日のアクションが変わる ICU輸液力の法則
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明日のアクションが変わる ICU輸液力の法則

私たちはどうやって経営トラブルを乗り越えて理想のクリニックを創ることができたか 筆頭著者 川上 大裕 (著) 神戸市立医療センター中央市民病院集中治療部 中外医学社 電子版ISBN 電子版発売日 2019年9月9日 ページ数 328 判型 A5 印刷版ISBN 978-4-498-16612-7 印刷版発行年月 2019年9月

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書籍・雑誌概要

これまでの「輸液の本」と言えば、腎臓内科医の書いた電解質や血液ガスの解釈を含めた
バイタルサインの“安定した”入院患者の輸液を対象としたものが多く、救急外来や
集中治療室における「蘇生輸液」に関する本は、ほとんどないといってよい。
そこで本書では、蘇生輸液をテーマに輸液のノウハウを丁寧に解説。集中治療医はもちろん、
非集中治療専門医、勉強熱心なICU看護師にも役立つ“輸液力の法則”について書き下ろした渾身の一冊。

目次

目次

第1章 輸液の基本
 どのコンパートメントにどの輸液製剤を入れるか?
  1●どのコンパートメントに水を入れるのかを意識する
  2●どの輸液製剤を入れるべきか,それが問題だ
   1)輸液製剤の体内分布(前編 〜水の移動の法則)
   2)輸液製剤の体内分布(後編 〜輸液製剤のキャラクター編)
   3)永遠のライバル,晶質液と膠質液 〜晶質液編
   4)永遠のライバル,晶質液と膠質液 〜膠質液編
  3●侵襲時に体液動態はどう変わるのか? 晶質液vs.膠質液
   1)サードスペースとは?
   2)輸液研究の金字塔 〜SAFE studyは従来の体液コンパートメントでは説明できない?
   3)Revised Starling式とグリコカリックスモデルで紐解くContext sensitiveという概念
   4)晶質液 vs. 膠質液の仁義なき戦い

第2章 循環管理の基本 1
 輸液の「目標」は何か?
  1●何のために輸液をするのか?
   1)ショックとは何か?
   2)酸素需給バランスとは?
   3)血圧はなぜ重要なのか?
   4)何のために輸液をするのか?
  2●静脈系=右室前負荷 〜静脈系は血液の巨大な貯蔵庫
   1)静脈系には循環に作用しない,ただ蓄えているだけのvolumeがある 〜stressed volumeとunstressed volume
  3●前負荷と動脈系 〜左室前負荷とCOのはなし
   1)Frank-Starling曲線とは
   2)右室の前負荷と左室の前負荷をイメージする
  4●輸液反応性と輸液必要性を考える
   1)輸液反応性とは? Frank-Starling曲線のどこにいる?
   2)輸液反応性があれば輸液をするのか? 輸液必要性
   3)大量輸液の害

第3章 循環管理の基本 2
 何を「指標」に輸液をするのか?
  1●何を「指標」に輸液をするのか?
  2●血行動態モニターを制すれば輸液を制す?
   1)PAC 〜血行動態モニター界のキング
   2)FloTracモニター 〜血行動態モニター界の若きエース
   3)PiCCOモニター 〜血行動態モニター界のクィーン
   4)その他の非侵襲的モニター 〜血行動態モニター界のニューウェーブ
   5)エコー 〜血行動態モニター界のジョーカー
  3●静的指標と動的指標
   1)静的指標とは何か.動的指標とは何か
   2)静的指標と動的指標.どっちを使う?
  4●“フェーズ”を意識する
   1)急性期輸液の4つの“フェーズ”を知っていますか?
   2)経験の積み重ねからクリニカルコースをイメージできるようになる
   3)モニターに踊らされるな 〜PACはなぜ消えた?
   4)イメージしたコースと異なる 〜なにかおかしいな? と思ったとき
   5)維持輸液とボーラス輸液 〜輸液管理の実際とコツ
   6)侵襲的モニターが使用できない環境下での輸液戦略

第4章 輸液管理の実際
 実践編
  1●敗血症性ショック
   1)敗血症の定義の変遷
   2)SSCG2016における輸液戦略
   3)カテコラミンを使い分ける
   4)敗血症のステロイド
   5)AKIの輸液戦略
  2●急性心不全
   1)急性心不全の分類
   2)PVループで循環管理を深める
   3)右心というもの
   4)弁膜症患者の循環管理
  3●ARDS 急性呼吸窮迫症候群
   1)ARDSとは
   2)結局変わらないARDSの輸液管理のコンセプト
  4●ACS 腹部コンパートメント症候群
   1)もう一つのACSを知っていますか?
   2)膀胱内圧とIAP
   3)ACSのマネージメント

終章 輸液管理のプロトコール
 1)急性期輸液療法のプロトコール
 2)プロトコールを採用すべきか?

COLUMN
 ●総体内水分量はみんな同じ?
 ●生理食塩液は等張? 生理的?
 ●高Na血症を伴うショック時には輸液は何を使う?
 ●ドナン効果はどんな効果?
 ●アルブミン製剤の有害事象
 ●輸血の血漿増量効果?
 ●投与した晶質液,膠質液はどれくらいの時間血管内にとどまるのか?
 ●血漿増量効果,膠質浸透圧維持以外のアルブミンの効果
 ●蘇生時に血中アルブミン濃度を目標にアルブミンを投与すべきか?
 ●蘇生輸液は等張アルブミン? 高張アルブミン?
 ●VO2の求め方
 ●ScvO2とSvO2
 ●PCO2ギャップ
 ●非観血的か観血的か
 ●SBPとDBP
 ●後負荷とは?
 ●輸液のトリガー
 ●いろいろなCOの測定法
 ●PAWPで心原性肺水腫と非心原性肺水腫は区別できるか?
 ●microcirculationを評価するモニター
 ●PLRの測定に関してのちょっとマニアックな話
 ●ショックの分類
 ●敗血症性心筋症にご用心
 ●前負荷,後負荷,心収縮力の相互依存性の変化
 ●ラシアル?
 ●ARDSと右心
 ●ARDSとECMO 〜VVとVA

索引

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