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もう悩まない!論文が書ける統計
筆頭著者 清水 信博 (著)
順天堂大学 スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科 教授
オーエムエス出版
電子版ISBN
電子版発売日 2024年10月7日
ページ数 150
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-434-04824-1
印刷版発行年月 2004年9月
書籍・雑誌概要
本書は統計でお困りの医学・生物学研究者の方に向けた本です。近年、医学・生物学の分野では、統計学を避けて通れなくなっています。しかし統計に関して様々な問題に直面して困っている方も多いのでは? 本書は、ともすれば説明されずにいた統計の基本的な考え方を読みやすく提供すると共に、手持ちのデータに対して複数の解析方法があったり、手持ちのデータがマニュアル等の例題とは一致しなかったりで、どの解析方法を選択したらよいか判らないといった事態の対処法を提供することも目的にしています。
目次
1章 データを眺めてみよう
データの種類
パラメトリックとノンパラメトリック
さあ始めよう
2章 分布を眺めてみよう
データを図にしてみよう
データの正規性
分布を表記する言葉
データの変換
対数変換について
検定の意味
検定に伴う過ち-あわてん坊とぼんくら
標準偏差(SD)と標準誤差(SE) -どう違う? どう使う?
棄却検定、でもその前に
Pかpか? 確率の書き方
両側検定か片側検定か
3章 関係を調べてみよう
例題3-1 相関関係(ピアソンの相関関係)
解析
英文での表記
相関係数の評価
相関係数と因果関係
相関係数の強さの意味
例題3-2 線形モデル:単回帰
解析
解析結果3-2に書かれている数値の意味について補足
英文での表記
例題3-3 回帰係数の差の検定
解析
英文での表記
例題3-4 相関関係:繰り返しの数が同じ場合
してはいけない解析
解析1:一般的な血清鉄とヘモグロビンの関係
英文での表記(解析1)
解析2:個人の血清鉄とヘモグロビンの関係を調べたい場合
英文での表記
例題3-5 相関関係:繰り返しの数が違う場合
してはいけない解析
解析1:一般的な関係
英文での表記(解析1)
解析2:個人の血清鉄とヘモグロビンの関係を調べたい場合
英文での表記
例題3-6 Spearmanの相関係数
解析
英文での表記(実例を一部修正)
4章 2標本の比較(関連がない場合)
例題4-1 関連のない(独立)2群の比較:連続変数
解析
英文での表記
解析法の選択
有意差を出すには何例が必要か?
例題4-2 関連のない(独立)2群の比較:マン・ホイットニのU検定
解析
英文での表記
例題4-3 順序変数~肝臓の繊維化スコア
解析
英文での表記
マン・ホイットニでの結果の表記についての注意
マン・ホイットニ検定とウィルコクソンの順位和検定
5章 2標本の比較
例題5-1 対応のある2群の比較:連続変数
解析
注意
英文での表記
例題5-3 ペア・マッチ
ペア・マッチ
解析
解析結果について
ペア・マッチでよく見かける誤り
英文実例
6章 3群以上の比較について
2群比較の繰り返しはダメ-検定の多重性
2群比較を繰り返してはいけない理由
多群の比較と多重比較
有意でなければ差がない?多重比較の検定結果の考え方
多重比較で避けること
頑健性(robustness)
多重比較における検定方法
基準点の求め方
7章 3群以上の比較(関係がない場合)
例題7-1 群の平均値と分散に差がないこと
解析
英語での表記
等分散と等水準
多重比較の検定法の比較
基準点の求め方
例題7-2 すべての群間の比較(対比較)~3群
解析方法の選択
例題7-3 すべての群間の比較(対比較):4群以上
解析方法の選択: チューキー・クレーマーの方法
エクセルによる解析の実行
解析のショートカット
英文での表記
チューキーとチューキー・クレーマー
例題7-4 連続変数~対照群との比較(ダネット)
解析法の選択
解析1:ダネット(Dunnett)の方法
英文実例(解析1)ダネットの名前は“Charles W. Dunnett” である。実例で綴りを間違えている場合は修正した
解析2:線計モデルによる解析
英文での表記
例題7-5 連続変数:順序がある多群と対照との比較
解析
w(p,φE,α/2)の補正方法
解析
注意
英文での表記
例題7-6 ノンパラメトリック~対比較
解析方法の選択
エクセルを使った解析方法
英文での表記
例題7-7 ノンパラメトリック:対照との比較
解析方法の選択
エクセルを使った解析方法
英文での表記
例題7-8 ノンパラメトリック~順序がある多群と対照群との比較
解析方法の選択
エクセルを使った解析方法
英文での表記
8章 3群以上の比較(関連がある場合)
例題8-1 関連のある多群(繰り返しなし):対比較
解析
英文での表記例
例題8-2 関連のある多群(繰り返しなし):3種類の多重比較
解析方法の選択
解析1:すべての群間の比較を行う
英語での表記(解析1)
解析2:対照群(ACh=none)との比較を行う
英文での表記(解析2)
解析3:ACh濃度に依存してVB1が遊離されることを考慮して対照群と比較する
英文での表記(解析3)
例題8-3 関連のある多群(繰り返しあり):対比較
解析方法の選択
多重比較による解析
英文での表記(解析1)
付 録
A.エクセルでの関数の入力方法
B.Material and Methods に使えるいろいろな表現
C.多重比較用の基準点
付表1 スチューデント化された範囲の分布の上側5%点
付表2 スチューデント化された範囲の分布の上側1%点
付表3 ダネットの方法のための両側5%点(ρ=0.1の場合)
付表4 ダネットの方法のための両側5%点(ρ=0.3の場合)
付表5 ダネットの方法のための両側5%点(ρ=0.5の場合)
付表6 ダネットの方法のための両側5%点(ρ=0.7の場合)
付表7 ダネットの方法のための両側1%点(ρ=0.1の場合)
付表8 ダネットの方法のための両側1%点(ρ=0.3の場合)
付表9 ダネットの方法のための両側1%点(ρ=0.5の場合)
付表10 ダネットの方法のための両側1%点(ρ=0.7の場合)
付表11 ウィリアムズの方法のための上側2.5%点
付表12 ウィリアムズの方法のための上側0.5%点
D.参考文献