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≪関節拘縮シリーズ≫
膝関節拘縮の評価と運動療法 改訂版
筆頭著者 林 典雄 (監修) 橋本 貴幸 (著)
運動器機能解剖学研究所 所長
運動と医学の出版社
電子版ISBN
電子版発売日 2024年5月20日
ページ数 240
判型 B5変
印刷版ISBN 978-4-904862-63-6
印刷版発行年月 2024年2月
書籍・雑誌概要
累計5万部突破の大人気シリーズ。膝関節治療の決定版が128本の動画を追加してリニューアル!
▶“静”と“動”の調和!膝関節の全てがこの1冊に!
▶著者の実技映像を128本追加!
本書は、2020年に出版された『膝関節拘縮の評価と運動療法』の改訂版です。
シリーズ5万部を越えている『拘縮』シリーズでも特に人気の本書に新たに実技映像を追加し、読者がより効果的に学ぶことができるようになっています。
【三本柱を極めて、膝関節の全てを学ぶ】
本書は膝関節拘縮に関して大きく分けて、機能解剖、屈曲制限、伸展制限の三本柱でまとめてあり、膝関節拘縮を軟部組織である皮膚・皮下組織、筋、靭帯、関節包に分けてとらえる評価、腫脹浮腫管理、疼痛の配慮、可動域の優先順位、筋収縮・筋力強化方法、関節可動域制限の病態を示しながら、具体的な運動療法が記載されています。また、運動器リハビリテーションの現場で最も遭遇することが多いTKA(人工膝関節全置換術)などを中心に術前・術後アプローチが網羅されています。
【128本の実技動画でさらにわかりやすく】
QRコードを読み取ることで、本書で紹介された運動療法を実際に実践している著者の解説映像を128本視聴することができます。本書を読むことで、膝関節拘縮の適切な評価と効果的な運動療法の実際を学ぶことができます。前作を読んだ読者はもちろん、新たに知見をブラッシュアップしたい方にもオススメの書籍となっています。
目次
第1章 関節拘縮の基礎知識
拘縮とは
病変部位による分類
拘縮に対する運動療法のコツ
拘縮と運動療法の注意点
第2章 膝関節の機能解剖
膝関節可動域
関節構造
運動学・バイオメカニクス
下肢のアライメント
筋
靭帯および支帯
半月板
関節包
脂肪体
第3章 腫脹・浮腫管理の重要性
炎症・浮腫・腫脹・癒着について
アイシングについて
皮膚の癒着、皮下の滑走について
腫脹・浮腫管理の実際
第4章 膝関節屈曲制限の評価と治療
膝関節屈曲制限の考え方
膝関節屈曲制限のデメリット
皮膚・皮下組織に対する評価と治療
筋の評価と治療
内側側副靭帯の評価と治療
膝蓋支帯の評価と治療
膝蓋上嚢の評価と治療
脂肪体の評価と治療
膝窩部痛(後方インピンジメント)の評価と治療
屈曲可動域に難渋する角度
第5章 膝関節伸展制限の評価と治療
膝関節伸展制限の考え方
膝関節伸展制限のデメリット
膝関節伸展可動域の計測方法
皮膚・皮下組織に対する評価と治療
筋の評価と治療
靭帯の評価と治療
後方関節包の評価と治療
半月板前方impingementの評価と治療
膝関節伸展に伴う膝窩部痛についての解釈
第6章 症例提示
症例1 70代 男性 脛骨高原骨折後の膝関節拘縮
症例2 10代 男性 大腿部外傷後の膝関節拘縮
症例3 30代 男性 膝蓋骨骨折後の膝関節拘縮
症例4 30代 女性 膝蓋骨再骨折後の膝関節拘縮
症例5 30代 男性 顆間隆起剥離骨折後の膝関節拘縮
症例6 30代 男性 大腿骨外顆粉砕骨折後の膝関節拘縮
症例7 70代 女性 人口膝関節置換術後の膝関節拘縮
症例8 30代 男性 色素性絨毛結節性滑膜炎による膝関節拘縮
症例9 40代 男性 膝蓋靭帯断裂後の膝関節拘縮
症例10 10代 男性 大腿骨遠位骨端線損傷後の膝関節拘縮