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社会保険旬報 №2921

《動向》 『新病棟の創設など機能に応じた入院医療の評価を行う―令和6年度診療報酬改定の内容③』

社会保険旬報 №2921
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社会保険研究所

電子版ISBN

電子版発売日 2024年4月1日

ページ数 94

判型 B5

印刷版ISSN 1343-5728

印刷版発行年月 2024年3月

書籍・雑誌概要

《動向》 『新病棟の創設など機能に応じた入院医療の評価を行う―令和6年度診療報酬改定の内容③』
令和6年度診療報酬改定の内容紹介の3回目では、入院医療をテーマとする。
 令和6年度改定でも医療機能に応じた評価を行うため、高度急性期から急性期、回復期、慢性期にわたる入院料等の見直しを行った。柱の一つは、急増する高齢者救急への対応で、その受け皿として、地域包括医療病棟を新設する。急性期一般入院料1の「重症度、医療・看護必要度」(以下、「必要度」)が厳格化され、該当患者の基準を満たせなくなった7対1病棟が、地域包括医療病棟に転換することが想定され、その動向が今後注目される。
 高度急性期では、急性期充実体制加算と総合入院体制加算の関係が整理された。特定集中治療室は医師の働き方改革に伴い、点数を下げた上で、治療室内の医師の常勤を要件としない区分を設ける。患者の重症度の指標であるSOFAスコアは要件化される。ハイケアユニット入院医療管理料は、重症ではない患者が多く入院している病院が散見されたこともあり、「必要度」が厳格化される。
 地域包括ケア病棟入院料は入院期間により入院料が低減する点数設定になる。回復期リハビリテーション病棟入院料はリハビリテーション・栄養・口腔管理の一体的な推進のための様々な要件の見直しがある。療養病棟入院基本料は医療区分・ADL区分の組み合わせによる点数設定が、9分類から30分類に増えるとともに、医療区分の中心静脈栄養の適応が厳しくなる。

目次

《視点》 地域包括医療病棟への期待と懸念
《座標》 厚労省が診療報酬改定で説明動画/コロナの公費支援を3月末で終了
《座標》 国大病院長会議が働き方改革で調査/不合理な差異解消に向けた統一事例
《動向》 『新病棟の創設など機能に応じた入院医療の評価を行う―令和6年度診療報酬改定の内容③』
《論評》 『病院情報システム内製化の手引き【概説】Ⅱ―環境の変化に適応するための理論と実践』飯田修平(公益財団法人東京都医療保健協会 情報・質管理部長 医療の質向上研究所研究員 練馬総合病院名誉院長)
《特別レポート》 『医療情報システムの安全管理ガイドラインを改訂―病院担当者が知っておくべきこと』
《ジュネーヴからの便り⑦》 『気候変動』中谷祐貴子(世界保健機関本部医薬品・医療材料担当事務局長補)
《潮流》 公私病連が運営実態分析調査/2026年度の医学部定員を議論
《潮流》 医療用医薬品市場は11兆円台に/NASH治療アプリの治験開始
《NEWS》 日看協が特定行為シンポを開催 ほか
《資料》 「令和6年度診療報酬改定 厚労省が説明動画を公開」
《雇用・労働の動き》 [雇用調整助成金の見直し案 休業ではなく教育訓練促す]
《編集室 ワードカプセル》 『NASH』

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