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新版 野球の医学
筆頭著者 菅谷 啓之 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2022年3月28日
ページ数 304
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-5184-7
印刷版発行年月 2017年10月
書籍・雑誌概要
月刊誌『臨床スポーツ医学』2015年(Vol.32)臨時増刊号として刊行し,大好評をいただいた「野球の医学」が書籍化.書籍化にあたって項目の追加ならびに大幅な加筆を行い,より実践的な書となった.標準的な治療はもちろんのこと,野球選手に特化したリハビリテーション・エクササイズの解説を豊富に掲載し,受傷者の競技復帰支援と障害の再発予防に必ず役立つ一冊である.
目次
I 投球障害からの競技復帰
投球障害からの競技復帰のマネジメント-全体像-
投球動作のメカニクスと投球障害の発症メカニズム
投球動作解析と野球指導-バイオメカニクス研究を指導に生かすには-
投球動作のメカニクスと身体感覚-投球動作の着眼点と身体の使い方-
投球障害からの競技復帰のプロセス-身体機能と投球動作-
成長期投球障害からの競技復帰
コラム:あきらめない心
II コンディショニングとセルフケア
投球障害予防のためのセルフチェックとエクササイズ
野球動作のためのからだの使い方とエクササイズ
栄養・水分補給,夏場の筋痙攣対策
投手のコンディショニング-指や爪のケア,連投対策-
野球における視機能の重要性
コラム:医療と現場の繫がり
III 投球障害の運動療法
投球に必要な肩甲胸郭機能の評価とトレーニング
投球障害肩および肘に対する理学療法-現状把握と障害原因の追究-
投球障害肩および肘に対する理学療法-身体機能改善のポイント-
成長期の投球障害-身体機能のみかた-
成人期の投球障害-肘関節内側部障害-
コラム:選手を支える医療
IV 投球障害の治療に必要な基礎知識
投球障害治療の全体像
投球肩肘障害の診断の注意点-メディカルチェックで得られた知見-
野球肩の分類と部位別治療方針-骨年齢と部位による違い-
野球肘を知るために-さまざまな視点からみた野球肘-
肘の骨化進行過程
投球肩・肘障害に対する超音波ガイド下intervention
-一般的な整形外科注射からHydroreleaseまで-
V 投球障害の病態と治療方針
成長期の投球肩障害-上腕骨近位骨端線障害(リトルリーグ・ショルダー)-
成長期の野球肘内側部の外傷・障害
上腕骨小頭障害の病態と治療
成長期野球検診の意義と実際
成人期内側障害-UCL損傷-
成人期の肘関節後方部・外側部の障害
上肢の神経障害-胸郭出口症候群,腋窩・肩甲上神経障害,肘部管症候群-
投球側の脱臼と不安定症
VI 野球傷害の病態と治療方針
打撃障害のメカニズム
手関節痛-有鉤骨骨折,TFCC損傷と腱鞘炎との鑑別-
手指の循環障害
脇腹痛-肋骨疲労骨折,筋損傷の病態-
脇腹痛-競技復帰と再発予防-
野球選手の腰部障害-腰椎分離症と腰椎椎間板ヘルニア-
股関節痛(鼡径部痛),ハムストリング肉離れによる動作への影響と対策
足部・足関節痛による動作への影響と対策
索 引