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新版 医学統計学ハンドブック
筆頭著者 丹後 俊郎 松井 茂之 (編)
朝倉書店
電子版ISBN
電子版発売日 2019年2月25日
ページ数 870
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-254-12229-9
印刷版発行年月 2018年7月
書籍・雑誌概要
旧版(1995年刊行)から内容を全面的に刷新。
旧版以降の手法の進展など,新規に項目や内容を多数追加。全体像を俯瞰し,学べる実務家必携の書
[内容]統計学的視点/データの記述/推定と検定/実験計画法/検定の多重性/線形回帰/計数データ/回帰モデル/生存時間解析/経時的繰り返し測定データ/欠測データ/多変量解析/ノンパラ/医学的有意性/サンプルサイズ設計/臨床試験/疫学研究/因果推論/メタ・アナリシス/空間疫学/衛生統計/調査/臨床検査/診断医学/オミックス/画像データ/確率と分布/標本と統計的推測/ベイズ推測/モデル評価・選択/計算統計
目次
第I 部 医学研究における統計的方法: 基本から発展まで
1. 医学研究における統計学的視点
1. 1 医学研究のデザイン [丹後俊郎]
1. 2 動物実験 [丹後俊郎]
1. 3 臨床研究(観察研究) [丹後俊郎]
1. 4 臨床試験 [丹後俊郎]
1. 5 疫学研究 [丹後俊郎]
1. 6 分子データ解析研究 [松井茂之]
1. 7 論文の書き方 [丹後俊郎]
2. データの記述 [橋本修二]
2. 1 データの尺度と記述の概要
2. 2 データの分布表現
2. 3 要約統計量
2. 4 データの正規性
2. 5 欠損値と外れ値
2. 6 データの変換
2. 7 関連性の記述
3. 計量データの推定と検定 [長谷川貴大]
3. 1 一標本解析
3. 2 二標本解析
3. 3 三標本以上の解析
4. 実験計画法と分散分析 [三輪哲久]
4. 1 実験計画法総説
4. 2 一元配置分散分析
4. 3 要因実験
4. 4 母数モデルと変量モデル
4. 5 枝分かれ配置
5. 検定の多重性の調整
5. 1 多重比較総説 [三輪哲久]
5. 2 一元配置での多重比較 [三輪哲久]
5. 3 ノンパラメトリック法とFDR 法 [三輪哲久]
5. 4 p 値の調整法 [森川敏彦]
5. 5 構造化仮説群に対する調整法:ゲートキーピング法,グラフィカルな方法,フォールバック法,固定順序法 [森川敏彦]
6. 線形回帰モデル [南 美穂子]
6. 1 単回帰モデル
6. 2 線形回帰モデルの表現
6. 3 説明変数
6. 4 回帰係数の最小二乗推定量,誤差分散推定量
6. 5 正規性の仮定の下での統計的推測
6. 6 モデルの評価・比較の指標と統計量
6. 7 当てはまりのチェック
6. 8 変数選択
6. 9 誤差が独立等分散ではない場合
6. 10 線形混合効果モデル
7. 計数データの解析
7. 1 計数データに対する確率モデルと推測方法 [藤井良宜]
7. 2 比率の比較 [藤井良宜]
7. 3 層別による交絡因子の調整 [藤井良宜]
7. 4 多群の比率の比較 [藤井良宜]
7. 5 層別r × 2 表の解析 [藤井良宜]
7. 6 r × c 表の解析 [藤井良宜]
7. 7 カッパ係数 [西川正子]
8. 計数データの回帰モデル [丹後俊郎]
8. 1 はじめに
8. 2 最尤推定
8. 3 一般化線形モデル
8. 4 比例オッズモデル
8. 5 条件付きロジスティック回帰モデル
8. 6 適用例
9. 生存時間解析
9. 1 生存時間解析の基礎概念 [服部 聡]
9. 2 一標本および二標本問題 [服部 聡]
9. 3 Cox 比例ハザードモデル [服部 聡]
9. 4 Cox 比例ハザードモデルのモデル診断 [服部 聡]
9. 5 いくつかの拡張 [服部 聡]
9. 6 比例ハザード性を要請しない回帰モデルの推測 [服部 聡]
9. 7 区間打ち切りデータの解析 [西川正子]
9. 8 競合リスク [西川正子]
9. 9 有害事象の経時的発現状況の推測 [西川正子]
9. 10 再発事象の再発時間解析 [松井茂之]
9. 11 予測解析 [松井茂之]
9. 12 イベント時間データと経時的繰り返し測定データの同時モデリング [松井茂之]
10. 経時的繰り返し測定データの解析
10. 1 経時的繰り返し測定デザイン [丹後俊郎]
10. 2 正規線形モデル [丹後俊郎]
10. 3 一般化線形モデル [丹後俊郎]
10. 4 個体ごとの反応プロファイルを分類する方法 [丹後俊郎]
10. 5 非線形混合効果モデル [船渡川伊久子]
11. 欠測データの取扱い [松山 裕]
11. 1 Rubin の欠測データメカニズム
11. 2 欠測データに対するいくつかの解析方法
11. 3 MNAR のモデリング
11. 4 感度解析
12. 多変量解析
12. 1 データの簡略化 [金森敬文・小森 理]
12. 2 判別解析 [金森敬文・小森 理]
12. 3 その他の判別アルゴリズム [金森敬文・小森 理]
12. 4 カーネル法 [金森敬文・小森 理]
12. 5 予測精度の評価 [金森敬文・小森 理]
12. 6 数量化理論 [山岡和枝]
12. 7 クラスター分析 [佐藤健一]
12. 8 非階層型 [佐藤健一]
13. ノンパラメトリック平滑化 [内藤貫太]
13. 1 関数推定
13. 2 密度関数の推定におけるカーネル推定量
13. 3 回帰関数の推定におけるカーネル推定量
14. 医学的有意性と統計学的有意性 [丹後俊郎]
14. 1 統計的に有意とは
14. 2 医学的に意味のある差Δ の導入
14. 3 二つの母平均の差の検定
14. 4 二つの母比率の差の検定
14. 5 対応のある母比率の差の非劣性検定
15. サンプルサイズ設計
15. 1 基本的な考え方 [長谷川貴大]
15. 2 群間比較の検定に基づく設計 [長谷川貴大]
15. 3 推定精度に基づく設計 [長谷川貴大]
15. 4 経時的繰り返し測定デザイン [丹後俊郎]
第II 部 分野別の研究デザインとデータ解析
16. 臨床試験
16. 1 臨床試験概論 [森川敏彦]
16. 2 第I 相試験 [大門貴志]
16. 3 第II 相試験 [松井茂之]
16. 4 第III 相試験 [丹後俊郎]
16. 5 無作為割付けの方法 [丹後俊郎]
16. 6 クラスター無作為化デザイン [丹後俊郎]
16. 7 バイオマーカーに基づくデザイン [松井茂之]
16. 8 群逐次デザイン [丹後俊郎]
16. 9 適応的デザイン [丹後俊郎]
16. 10 多重性の評価 [丹後俊郎]
16. 11 ベースライン調整 [長谷川貴大]
16. 12 早期脱落,治療中止・不遵守の取扱い [松井茂之]
16. 13 有害事象と副作用 [西川正子]
16. 14 臨床試験の報告:CONSORT 声明 [手良向聡]
16. 15 臨床試験の実施に関わる関連法規等 [手良向聡]
16. 16 製造販売後調査 [田中司朗]
17. 疫学研究 [佐藤俊哉]
17. 1 疫学研究の基本的デザイン
17. 2 曝露効果の指標
17. 3 疫学研究におけるバイアス
17. 4 解析での交絡の調整
17. 5 基本デザインから発展した疫学研究デザイン
18. 因果推論 [松山 裕]
18. 1 反事実因果モデル
18. 2 標準化による交絡調整
18. 3 傾向スコアによる交絡調整
18. 4 因果構造モデリング
18. 5 直接効果と間接効果の推定
19. メタアナリシス [丹後俊郎]
19. 1 はじめに
19. 2 メタアナリシスの歴史
19. 3 メタアナリシスの基本的手順
19. 4 論文の検索と選択バイアス
19. 5 メタアナリシスの統計モデル
19. 6 メタアナリシスの実際:平均値の差
19. 7 診断検査におけるメタアナリシス
19. 8 ネットワークメタアナリシス
19. 9 メタアナリシスの報告
20. 空間疫学
20. 1 疾病地図 [丹後俊郎]
20. 2 疾病集積性 [丹後俊郎]
20. 3 空間スキャン統計量 [高橋邦彦]
20. 4 症候サーベイランス [丹後俊郎]
20. 5 感染症の流行モデル [西浦 博]
21. 衛生統計と指標 [横山徹爾]
21. 1 人口動態統計
21. 2 人口統計と指標
21. 3 傷病統計
21. 4 栄養および発育・発達に関する統計
21. 5 その他の保健・医療の統計
22. 調 査 [山岡和枝]
22. 1 調査法
22. 2 標本抽出法
22. 3 抽出台帳とサンプリング
22. 4 調査票
22. 5 調査票の信頼性と妥当性
22. 6 具体的な調査の事例
23. 臨床検査 [丹後俊郎]
23. 1 精度管理
23. 2 測定法の比較
23. 3 基準範囲の推定
23. 4 個人差の推定
24. 診断医学研究 [松井茂之]
24. 1 診断法の性能指標
24. 2 診断法の比較
24. 3 共変量の調整
24. 4 診断法研究の計画と報告
24. 5 診断法開発のフェーズ
25. オミクス解析研究
25. 1 遺伝疫学 [植木優夫・田宮 元]
25. 2 マイクロアレイ遺伝子発現解析,プロテオーム解析 [松浦正明・牛嶋 大]
25. 3 システムバイオロジー [井元清哉]
26. オミクスデータの解析
26. 1 次元縮小,クラスタリング[松井茂之]
26. 2 関連解析[松井茂之]
26. 3 予測解析[小森理・松井茂之]
27. 画像データの解析 [川口 淳]
27. 1 画像データ
27. 2 脳画像解析
第III 部 医学統計学の数理
28. 確率と確率分布 [藤澤洋徳]
28. 1 確率
28. 2 確率変数と確率分布
28. 3 離散型の確率分布
28. 4 連続型の確率分布
28. 5 多次元の確率分布
28. 6 大数の法則と中心極限定理
28. 7 確率過程
29. 標本と統計的推測 [藤澤洋徳]
29. 1 標本とパラメータ
29. 2 点推定
29. 3 最尤推定
29. 4 区間推定
29. 5 検定
30. ベイズ推測 [久保川達也]
30. 1 ベイズ推測の基本事項
30. 2 事前分布の設定および階層ベイズと経験ベイズ
30. 3 Markov 連鎖モンテカルロ法
31. モデルの評価と選択 [小西貞則]
31. 1 はじめに
31. 2 予測誤差推定
31. 3 情報量規準
31. 4 ベイズ型モデル評価基準
32. 計算統計:ブートストラップ,EM アルゴリズム [小西貞則]
32. 1 ブートストラップ法
32. 2 EM アルゴリズム
索引