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マネジメントの質を高める!
ナースマネジャーのための問題解決術
筆頭著者 小林 美亜 (他著)
その他の著者等 鐘江 康一郎
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-61921-9
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 164
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-01921-7
印刷版発行年月 2014年1月
書籍・雑誌概要
師長・主任の仕事は、現場で生じる様々な問題に対し、ロジカルに考え、データに基づいて判断し、対処していくこと。本書では、問題解決術のツールや考え方を、現場の師長・主任のために7つのステップにまとめた。ロジックツリーやMECEを活用した論理的思考法からデータ分析まで、豊富な図解で誰もが実践に活かせる問題解決術を身につけることができる本。
目次
introduction 問題解決のピットフォール
ピットフォール1 そもそも、それは本当に「問題」なのか
ピットフォール2 「目的」と「手段」を取り違えてしまう
ピットフォール3 組織全体への影響を考えていない
ピットフォール4 解決策に「仮説」がない
ピットフォール5 十分な分析を行わず、思いついた解決策に着手してしまう
ピットフォール6 データの読み違え
ピットフォール7 言った・言わない問題
ピットフォール8 解決したはずの問題がぶり返す
第1章 なぜ看護管理者に問題解決術が必要なのか
「問題とは何か」を理解する
「問題とは何か」を知らなければ問題は解決できない
問題とは“あるべき姿”と“現状”のギャップ
問題と事象は異なる
問題の3つのパターン
問題発見力を高める
問題を発見するために
“現状”を正しく、モレなく把握する
“あるべき姿”を適切に描く
“現状”と“あるべき姿”の共通認識をつくる
問題解決術を極める
看護管理者に求められるリーダーとマネジャーの役割
問題解決に求められる思考
組織的に問題解決を図る
病棟・部署における目標の設定と推進
個人の目標と組織の目標をつなげる目標管理
column SWOT分析で「現状」を正しく把握する
第2章 問題解決の7ステップ
ステップ1 問題を見出す(手順1~4)
問題解決のスタートは問題を発見すること
手順1 3つのルートで問題を見つけ出す
手順2 解決すべき問題を絞り込む
手順3 問題を文章に落としこむ
手順4 問題を共有する
ステップ2 現状を把握する(手順5~6)
網羅的かつ正確に把握する:合言葉は、「コレで全部か?」
手順5 問題を構成する要素を「因数分解」する
手順6 分解した要素ごとにデータを集め、分析する(正確性)
column データの重要性
ステップ3 原因を明らかにし、課題を設定する(手順7~8)
「なぜ」を追及するための2つのキーワード
手順7 仮説を立て、問題の原因となる要素を洗い出す
手順8 データを集め、分析する
ステップ4 解決策を立案する(手順9~10)
解決策を立案するための2つの作業
手順9 解決策のアイデアを抽出する
手順10 複数の解決策を比較し、実行すべき案を選び出す
ステップ5 チームで実行する(手順11~13)
100点×0%=0点
同じ向きにオールを漕ぐ
手順11 「プロジェクト・チャーター」を作成する
手順12 ワークプランを作成する
手順13 計画を実行に移す
ステップ6 結果を評価し、仕組み化する(手順14~15)
問題解決のプロセスは円を描く
手順14 結果を評価する
手順15 仕組み化する
ステップ7 成果を広め、共有する(手順16~17)
全国で共有されても、院内で共有されない不思議
手順16 プロジェクトの成果を共有する
手順17 成功事例を他の部門、他の病棟などに横展開する
第3章 問題解決のためのツール
7ステップとよく活用されるツール
ツール1 MECE(ミッシー)
ツール2 ロジックツリー
ツール3 マトリックス
ツール4 パレート図
ツール5 親和図
ツール6 特性要因図
ツール7 表
ツール8 コンセプト図
ツール9 プロセスマップ
ツール10 ガントチャート
ツール11 ECRS
ツール12 PDCAサイクル