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≪Management of Heart Failure≫
心不全患者に寄り添う 包括的心臓リハビリテーションを極める
筆頭著者 絹川 真太郎 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年11月8日
ページ数 168
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-8306-1963-2
印刷版発行年月 2016年3月
書籍・雑誌概要
心不全治療において,運動療法の有効性は予後改善だけでなく,運動耐容能の改善,繰り返し入院の予防,QOLの改善など多岐に渡っている.また生活指導,患者教育,カウンセリングを含む多職種介入もきわめて重要であることが指摘されており,これは包括的心臓リハビリテーションの概念とも一致しているが,その普及の程度は小さい.本書では心臓リハビリテーションに対して,特に医師が取り組むべき内容を明確に示したものである.
目次
I 全身管理としての心臓リハビリテーション
1 心不全の病態と運動療法の身体的効果
2 心不全の病態と運動療法のQOLや精神面に及ぼす効果
3 心不全における疾病管理プログラム
4 心不全に対する心臓リハビリテーションのエビデンス
コラム
リハビリテーションのエビデンス構築に必要な点
心不全に対する心臓リハビリテーションを普及させるためにはどうしたらよいか?
II 運動耐容能と運動処方
1 心不全における運動耐容能規定因子
2 心肺運動負荷試験(CPX)を用いた心不全における運動耐容能指標
3 心不全における運動処方
4 心不全におけるレジスタンストレーニング
5 非監視下運動時の運動処方
コラム
心不全における骨格筋異常の基礎的検討
CPXを用いた労作時息切れの鑑別
III さまざまな心不全の病態に対する心臓リハビリテーション
1 左室駆出率が保持された心不全(HFpEF)
2 サルコペニアを合併した心不全
3 全身合併症を有する心不全
4 CRT・ICD植え込み後
5 補助人工心臓植え込み後,心臓移植後
コラム
高齢心不全患者に対する運動療法
強心薬投与中の心臓リハビリテーション─いつから開始する?─
肺動脈性肺高血圧症患者に対する心臓リハビリテーション
IV 多職種からみた心不全に対する心臓リハビリテーション
1 看護師
2 理学療法士
3 薬剤師
4 管理栄養士
5 臨床心理士
コラム
多職種チームビルディングとカンファレンス
索引