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コンコーダンス

患者の気持ちに寄り添うためのスキル21

コンコーダンス
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筆頭著者 安保 寛明 (他著)

その他の著者等 武藤 教志

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-61078-0

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 224

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-01078-8

印刷版発行年月 2010年7月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260610780

書籍・雑誌概要

「薬は大事ってわかってはいるけど…」「つい、薬を飲み忘れてしまう…」といった声があがるのは、患者のもつ価値観やライフスタイルと、提供される医療が「調和」していないからでは? 本書は、服薬の継続が重要な慢性疾患患者の服薬支援や患者の意思決定支援などに役立つ6つの[介入]と21の【スキル】からなる「コンコーダンス(調和)」の考え方と技術をわかりやすく解説した初めての1冊!

目次

はじめに

第1章 コンコーダンスとは 医療と患者のライフスタイルとの調和
 コンコーダンスとは─「患者の人生は患者のもの」を表明する
 患者からみたコンコーダンス(調和)の意味
 医療者からみたコンコーダンス(調和)の意味
 コンコーダンスについて,イメージしてみよう
 患者にはめざすべき価値観,信念,ライフスタイルがある
 コンコーダンスの概念を技術に

第2章 コンコーダンスへ向かうための[介入]と【スキル】とは
 介入とスキルはなぜ必要か
 本書で紹介する[介入]と【スキル】
 介入を成功に導くためのコツ
 スキルを学ぶ前に…コミュニケーション上達のコツ

第3章 コンコーダンス・スキルを活用した[介入] 6種の「鍵となる介入」
 気持ちが患者に向いているか,確認しよう
 KEY 1 コンコーダンス・アセスメント
 KEY 2 実践的問題の整理
 KEY 3 振り返り
 KEY 4 両価性の探求
 KEY 5 信念と懸念についての会話
 KEY 6 先を見据える

第4章 コンコーダンス(調和)のための21スキル
 基礎的スキル
  1 相手の用いている言葉を使う
  2 オープン・クエスチョン(開いた質問)
  3 クローズド・クエスチョン(閉じた質問)
  4 要約
  5 リフレーミング
  6 リフレクション(反応の引き出しと応答)
  7 支持と承認を示す
 かかわりを進めるためのスキル
  8 コラボレーション(協働性を示す)
  9 反映的傾聴
  10 面接を相互に関係づける
  11 アジェンダの設定(面接の枠組みを取り決める)
  12 柔軟に対応する
  13 積極的な治療的スタンス
  14 個人の選択とその責任を強調する
  15 コーピング・クエスチョン(工夫の問いかけ)
 鍵となるスキル
  16 患者の関心を維持する
  17 抵抗を最小限にとどめる
  18 矛盾を拡大する
  19 情報を交換する
  20 スケーリング・クエスチョン(得点化の問いかけ)
  21 ミラクル・クエスチョン(創造の問いかけ)

第5章 コンコーダンス・スキルを実践で活用するために
 臨床場面で実践を始める前の工夫
 臨床場面で実践を始める直前から始めたばかりのころの工夫
 臨床場面で実践を継続するための工夫
 “壁”に当たった場合のヒント!

第6章 コンコーダンス・スキルを組織で活用するために
 研修を企画する前に……まず先に考えたほうがよいこと
 研修を企画する
 コンコーダンスの理念や研修の成果を見直す

付録 面接用紙(テンプレート)
 1 コンコーダンス・アセスメント
 2 実践的問題の整理
 3 振り返り
 4 両価性の探求
 5 信念と懸念についての会話
 6 先を見据える

索引

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