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初学者にも、ベテランにも役立つ音楽療法 効果・やり方・エビデンスを知る(第4版)
筆頭著者 髙橋 多喜子 (編著)
音楽療法R&Dセンターセンター長・医学博士
金芳堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年10月11日
ページ数 134
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-7653-1879-2
印刷版発行年月 2021年10月
書籍・雑誌概要
2006年の発行以来、改訂を重ねていた『補完・代替医療 音楽療法』。本書は、音楽療法の生み出す心理学的・生理学的効果について様々な研究結果をもとに解説し、また具体的な実践方法や成功のポイントまで、音楽療法の流れをまとめたものであった。
『補完・代替医療 音楽療法』の初版発行からこれまでの間、医療・看護における音楽への関心は高まり、音楽療法は、高齢者や障害児、精神疾患を抱える患者などをはじめ、幅広い分野で取り入れられるようになってきた。それに伴い、音楽療法士の国家資格化・音楽療法の保険点数化の声も生まれ、需要は高まってきている。
この度、新たな執筆者を迎え、書名も新たに『初学者にも、ベテランにも役立つ音楽療法 効果・やり方・エビデンスを知る』(第4版)としてリニューアルした。音楽療法の需要が高まるなか、音楽療法士だけでなく、看護学生、看護師、医療従事者にも知ってほしい音楽療法の知識をここに集約した。音楽療法のやり方や効果、エビデンスをまとめ、実際の臨床に役立つ1冊となっている。また、ホスピス・緩和ケアにおける音楽療法セッションの映像付き。
本書は、人工呼吸管理に苦手意識をもっている医師や医療従事者向けに、日本呼吸ケア教育研究会が行っている好評な人工呼吸管理のワークショップを書籍化しました。人工呼吸管理を基礎からしっかりと体系的に伝えた内容で、また、そのワークショップで伝えている内容もWEB動画で学べるようにしました。本書を読み、WEB動画をあわせて見ると、独学で、人工呼吸管理がしっかり学べる1冊になっています。
目次
chapter1 わが国における音楽療法の現状
chapter2 音楽療法の歴史
①音楽療法の起源、古代文明における音楽と治療
②中世、ルネサンス以降の音楽と癒し
③音楽療法の発達
chapter3 音楽療法の定義・形態・対象
①定義
②形態
③対象
chapter4 高齢者への音楽療法
①人口高齢化の現状
②認知症
③認知症患者に対する心理社会的アプローチ
④認知症高齢者に対する音楽療法-なじみの歌法
⑤認知症高齢者に対する音楽療法の効果
⑥認知症高齢者に対する音楽療法の実際
⑦認知症予防音楽療法
⑧認知症予防音楽療法の実際
chapter5 障害児への音楽療法
①特別支援教育
②特別支援教育とインクルーシブ教育
③障害児に対する音楽療法アプローチ
④障害児に対する音楽療法の効果
⑤障害児に対する音楽療法の実際
chapter6 精神障害者への音楽療法
①薬物療法と心理社会療法
②音楽療法における認知行動療法的アプローチ
③GIM(音楽によるイメージ誘導法)
④統合失調症患者に対する音楽療法の効果
⑤統合失調症患者に対する音楽療法の実際
chapter7 医療現場での音楽療法
①薬物療法と心理社会療法
②緩和ケアでの音楽療法
③ホスピス、緩和ケアでの音楽療法の効果
④ホスピス、緩和ケアでの音楽療法の実際
⑤ALSと音楽療法
chapter8 音楽療法におけるEBMとNBM
chapter9 音楽療法・音楽療法士の今後の問題
chapter10 看護と音楽療法
①看護師が音楽療法を学ぶ意義
②音楽での変化をどのように観察するのか
③音楽を使った看護師自身のセルフケア
動画閲覧方法のご案内
参考文献
索引
Side Memo
北帰行① ―昏睡状態でも音楽は聴こえている―
北帰行② ―3拍子と4拍子―
北帰行③ ―ヨナ抜き音階考―