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1日1論文、30日で、薬剤師としてレベルアップ! 医学論文の活かし方

1日1論文、30日で、薬剤師としてレベルアップ! 医学論文の活かし方
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筆頭著者 児島 悠史 上田 昌宏 青島 周一 (編著)

金芳堂

電子版ISBN

電子版発売日 2021年6月21日

ページ数 228

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-7653-1843-3

印刷版発行年月 2020年10月

DOI https://doi.org/10.50910/9784765318433

書籍・雑誌概要

薬剤師が押さえておきたい各分野の“ランドマーク論文”で、論文抄読会・EBMワークショップの醍醐味を紙上体験! 一人では気づけない論文解釈の多様性がわかります

目次

1.【抗ウイルス薬】
健康な成人のインフルエンザに対する、新薬「バロキサビル」 vs 旧薬「オセルタミビル」
N Engl J Med. 2018; 379: 913-923. PMID: 30184455/CAPSTONE-1試験

2.【抗菌薬】
介護施設に居住している認知症患者の肺炎に対する、抗菌薬投与の有益性
Arch Intern Med 2010; 170: 1102-1107. PMID: 20625013/CASCADE試験

3.【抗菌薬】
風邪に対する抗菌薬投与は、肺炎をどのくらい予防するか
Ann Fam Med. 2013; 11: 165-172. PMID: 23508604

4.【うがい薬】
「うがい」の習慣は、風邪の予防にどのくらい役立つか
Am J Prev Med. 2005; 29: 302-307. PMID: 16242593

5.【総合感冒薬】
風邪の初期に飲む市販薬 「葛根湯」 vs 「パブロンゴールドA」
Intern Med. 2014; 53: 949-956. PMID: 24785885

6.【鎮咳薬】
風邪で小児が夜間に咳をしている際、「ハチミツ」で症状を軽減できるか
Pediatrics. 2012; 130: 465-471. PMID: 22869830

7.【抗ヒスタミン薬】
アレルギー性鼻炎に対する、新薬「ビラスチン」 vs 旧薬「フェキソフェナジン」
Allergol Int. 2017 ; 66: 97-105. PMID: 27421817

8.【血糖コントロール】
CVDリスクを抱える2型糖尿病患者に対する、厳格な血糖降下療法の有益性
N Engl J Med. 2008; 358: 2545-2559. PMID: 18539917/ACCORD試験

9.【DPP-4阻害薬】
DPP-4阻害薬の「サキサグリプチン」は、糖尿病患者の心血管イベントを抑制するか
N Engl J Med. 2013; 369: 1317-1326. PMID: 23992601/SAVOR-TIMI53 試験

10.【SGLT-2阻害薬】
SGLT-2阻害薬「エンパグリフロジン」は、糖尿病患者の心血管イベントを抑制するか
N Engl J Med. 2015; 373: 2117-2128. PMID: 26378978/EMPA-REG OUTCOME試験

11.【SGLT-2 阻害薬】
SGLT-2阻害薬「カナグリフロジン」は、糖尿病患者で腎保護効果を発揮するか
N Engl J Med. 2019; 380: 2295-2306. PMID: 30990260/CREDENCE試験

12.【減量/生活習慣改善】
減量や生活習慣の改善は、2型糖尿病の発症を抑制するか
N Engl J Med. 2002; 346: 393-403. PMID: 11832527

13.【スタチン】
脂質異常症の男性に対する、「プラバスタチン」の一次予防効果
N Engl J Med. 1995; 333: 1301-1307. PMID: 7566020/WOSCOPS試験

14.【フィブラート】
「フェノフィブラート」は、2型糖尿病を伴う脂質異常症患者の心血管イベントを抑制するか
Lancet. 2005; 366: 1849-1861. PMID: 16310551/FIELD試験

15.【エゼチミブ】
「エゼチミブ」を「シンバスタチン」に追加することの有益性
N Engl J Med. 2015; 372: 2387-2397. PMID: 26039521/IMPROVE-IT試験

16.【ARB/ACE阻害薬】
「ARB」と「ACE阻害薬」に期待された、併用による上乗せ効果
N Engl J Med. 2008; 358: 1547-1559. PMID: 18378520/ONTARGET試験

17.【降圧薬】
高血圧患者に対する、120mmHg未満を目指した厳格な降圧治療の有益性
N Engl J Med. 2015; 373: 2103-2116. PMID: 26551272/SPRINT試験

18.【サイアザイド系利尿薬】
「Ca拮抗薬」や「ACE阻害薬」は、「サイアザイド系利尿薬」よりも優れているか
JAMA. 2002; 288: 2981-2997. PMID: 12479763/ALLHAT試験

19.【高齢者の降圧薬】
80歳以上の高齢者に対する、降圧治療の有効性と安全性
N Engl J Med. 2008; 358: 1887-1898. PMID: 18378519/HYVET試験

20.【β遮断薬】
心不全に禁忌とされてきた「β遮断薬」は、心不全の治療薬となり得るか
Lancet. 1999; 353: 9-13. PMID: 10023943/CIBIS-Ⅱ試験

21.【スピロノラクトン】
アルドステロン拮抗薬「スピロノラクトン」は、心不全患者の予後を改善するか
N Engl J Med. 1999; 341: 709-717. PMID: 10471456/RALES試験

22.【抗不整脈薬】
心筋梗塞後の不整脈を、抗不整脈薬で抑制することの有益性
N Engl J Med. 1991; 324: 781-788. PMID: 1900101/CAST試験

23.【抗凝固薬】
心房細動患者に対する、新薬「アピキサバン」 vs 旧薬「ワルファリン」
N Engl J Med. 2011; 365: 981-992. PMID: 21870978/ARISTOTLE試験

24.【抗血小板薬】
動脈硬化性疾患の患者に対する、新薬「クロピドグレル」 vs 旧薬「アスピリン」
Lancet. 1996; 348: 1329-1339. PMID: 8918275/CAPRIE試験

25.【高尿酸血症治療薬】
高尿酸血症患者に対する、新薬「フェブキソスタット」 vs 旧薬「アロプリノール」
N Engl J Med. 2018; 378: 1200-1210. PMID: 29527974/CARES試験

26.【ピロリ除菌薬】
ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌は、自覚症状のない人でも有益か
Cochrane Database Syst Rev. 2015; (7): CD005583. PMID: 26198377

27.【NaSSA】
SSRI/SNRIに抵抗性のあるうつ病患者に対する、NaSSA「ミルタザピン」の上乗せ効果
Health Technol Assess. 2018; 22: 1-136. PMID: 30468145

28.【補完代替医療】
がん治療において、「補完代替医療」を選択することのリスク
JAMA Oncol. 2018; 4: 1375-1381. PMID: 30027204

29.【HPVワクチン】
HPVワクチンの接種は、子宮頸部上皮内腫瘍(子宮頸がんの前病変)を減らすか
BMJ. 2019; 365: l1161. PMID: 30944092

30.【抗認知症薬】
認知機能障害が軽度のうちから、「コリンエステラーゼ阻害薬」を服用することの有益性
Cochrane Database Syst Rev. 2012 ;(9): CD009132. PMID: 22972133

コラム
・臨床試験で気をつけなければならない、いろいろな「バイアス」
・「臨床試験」と「人体実験」の違いは?
・Intention to Treat解析とper protocol解析~データの解析方法にも注目
・エビデンスレベル
・相反する結果を示した論文に出合った時は……?
・双子座と天秤座の患者には「アスピリン」が効かない?
・HPVワクチンは、今も「定期接種」の対象

Break Time ~論文を読む時のTips~
PECO / RCTが適さない研究テーマ / 漢方薬の英語表記 / 新薬についての情報源 / 平均値と中央値 / 内的妥当性と外的妥当性 / プラセボ群を設定する理由 / 背景疑問と前景疑問 / 評価項目の区別 / αエラーとβエラー / 除外基準 / 患者背景がわかるTable1 / 類似研究との比較 / 昔の論文は読みにくい? / 撤回論文 / 二重盲検が難しい研究 / 中間解析 / サブグループ解析 / スピン / 利益相反(COI) / 薬の効果をどう表現するか