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うつと不安への認知行動療法の統一プロトコル ワークブック 改訂第2版
筆頭著者 伊藤 正哉 加藤 典子 藤里 紘子 堀越 勝 (監訳)
原著者 David H.Barlow 著
診断と治療社
電子版ISBN 978-4-7878-8168-7
電子版発売日 2024年7月5日
ページ数 208
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7878-2606-0
印刷版発行年月 2024年4月
書籍・雑誌概要
日本でも厳格な臨床試験を行い,様々な精神疾患で使われている認知行動療法を統一した形で使えるようにした患者向けのワークブックです.全部で12章と補章からなり,段階的にプロトコルを学んでいく構成.本書を活用して精神的な苦しみを乗り越えていっていただきたいと願っています.
目次
推薦の辞
ワークブック日本版改訂第2版によせて
原著者一覧
第1章 感情にまつわる困難
①感情との関わりが難しくなるとき
②UPはどのような困難に役立ちますか?
③UPはあなたに合っているでしょうか?
第2章 UPで学ぶこと
①UPの内容
②ワークブックをどのように使うといいでしょうか?
③他の治療と同時にできますか?
④UPを行うとどのような効果が得られるのでしょうか?
⑤UPをはじめるタイミングは?
第3章 観察して記録する
①なぜ記録をつけるのでしょうか?
②客観的な観察者になる
③何を記録するのでしょうか?
用紙3.1 進行表
用紙3.2 不安尺度
用紙3.3 うつ尺度
用紙3.4 ポジティブ感情尺度
用紙3.5 その他の感情尺度(オプション)
第4章 目標を定め、やる気を育む
①困っていることをはっきりさせる
②目標を定め、ステップに分ける
③ステップの進み具合(進捗)を記録する
④やる気(動機づけ;モチベーション)
⑤変わること、今のままでいることの両面を考える
用紙4.1 目標を定める用紙
用紙4.2 両面を考える用紙
第5章 感情を理解する―3点チェック
①どうして感情に注目するのでしょうか?
②どうして人には感情があるのでしょうか?
③感情とはどのようなものでしょうか?
用紙5.1 感情の3点チェック用紙
第6章 感情を理解する―前後を観察するARC
①感情のARC
②現在の反応パターンが作られた理由
③これまで学んできた行動パターンは、これから学び直せる
④ARCを使って観察し、自分のパターンについて情報収集していく
用紙6.1 前後を観察するARC用紙
記入例6.1 前後を観察するARC用紙
第7章 ありのままの現在に気づく
①ありのままの現在への気づきとは何でしょうか?
②「ありのままの現在への気づき」を練習する
③基本練習:ありのままの現在への気づき
④応用練習:音楽で感情を喚起して練習する
⑤実践練習:現在にとどまる
用紙7.1 ありのままの現在への気づき用紙
第8章 やわらかく考える
①考えはなぜ大切なのでしょうか?
②自動思考とは何でしょうか?
③思考の落とし穴とは何でしょうか?
④思考の落とし穴を見つける
⑤やわらかく考えるための問い
⑥感情についての考え
⑦侵入的で望まない考えやイメージについて、やわらかく考える
⑧自動思考の根底にある信念
用紙8.1 やわらかく考える練習用紙
用紙8.2 下向き矢印法
第9章 代わりの行動をとる
①感情行動とは何か?
用紙9.1 感情行動リスト
用紙9.2 代わりの行動を実践する用紙
第10章 身体感覚になれる
①なぜ身体感覚が重要なのでしょうか?
②身体感覚への解釈はその場の状況で変わってくる
③身体感覚に向き合えば自然と耐えられるようになる-内部感覚エクスポージャー
④身体感覚を引き起こす
用紙10.1 身体感覚テスト用紙
⑤くり返し身体感覚になれる
用紙10.2 身体感覚になれる練習用紙
第11章 感情エクスポージャー:UPスキルの総実践
①感情とともに学ぶ-感情エクスポージャー
②感情エクスポージャーの3つの方法
③感情とともに学び、生活を広げていく
④感情とともに学ぶうえで大切なこと
用紙11.1 取り組むことリスト
用紙11.2 感情とともに学ぶ用紙(両面版)
用紙11.3 感情とともに学ぶ用紙(1枚版)
第12章 できてきたことを認めて、この先に活かしていく
①UPで学んだ大事なこと
②できるようになったことを、しっかりと認める
③この調子で歩んでいく
④困難や後退に備えておく
用紙12.1 できるようになったことのふり返り
用紙12.2 生活で実践するための用紙
補章 薬物療法について
①薬物療法についてのよくある疑問
②医師と相談することの大切さ
付録A クイズの答え
付録B 用紙の記入例
索引
監訳者あとがき
監訳者紹介
訳者一覧