書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。
小児痙縮・ジストニア診療ガイドライン2023
筆頭著者 日本小児神経学会 (監修)
診断と治療社
電子版ISBN 978-4-7878-8138-0
電子版発売日 2024年2月9日
ページ数 168
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7878-2619-0
印刷版発行年月 2024年1月
書籍・雑誌概要
ボツリヌス治療,脊髄後根切断術,バクロフェン髄腔内投与,深部脳刺激療法など,痙縮・ジストニアの治療法がわが国でも徐々に普及している.適切な時期に適切な治療を導入し,経過に応じて他の治療へ移行することで,運動障害の回復がいっそう促進され,また骨格変形や合併症を最小限に抑制できる可能性がある.本ガイドラインは,患児の特性や病態,罹病範囲や重症度に応じて,各専門医らが協力・連携して治療にあたれるよう,その共通の指針となるべく策定された.
目次
発刊にあたって
序文
Introduction
小児痙縮・ジストニア診療ガイドライン2023 作成組織
略語一覧
ガイドラインサマリー
小児痙縮・ジストニアのおもな治療アルゴリズム
第1章 痙縮とジストニア
1-1 小児の筋緊張亢進の種類
1-2 痙縮の定義
1-3 ジストニアの定義
1-4 原因不明の痙縮・ジストニアに行うべき検査
第2章 脳性麻痺
2-1 脳性麻痺の定義
2-2 脳性麻痺のおもな病型分類
2-3 脳性麻痺の重症度分類
第3章 経口治療薬
CQ3-1 脳性麻痺,痙縮・ジストニアの治療において,経口筋弛緩薬はどのような病型・重症度に推奨されるか?
CQ3-2 どのような痙縮に経口筋弛緩薬が推奨されるか?
CQ3-3 どのようなジストニアに経口筋弛緩薬が推奨されるか?
CQ3-4 ジアゼパムの効果と副作用は?
CQ3-5 チザニジンの効果と副作用は?
CQ3-6 ダントロレンナトリウムの効果と副作用は?
CQ3-7 バクロフェンの効果と副作用は?
CQ3-8 トリヘキシフェニジルの効果と副作用は?
CQ3-9 レボドパはどのようなジストニアに有効か?
CQ3-10 多剤併用は有効か?
CQ3-11 経口筋弛緩薬以外に,効果が期待できる薬剤は?
第4章 ボツリヌス治療
CQ4-1 脳性麻痺,小児痙縮・ジストニアの治療において,ボツリヌス治療はどのような病型・重症度に推奨されるか?
CQ4-2 ボツリヌス治療は何歳から治療できるか?
CQ4-3 ボツリヌス治療はいつまで続けられるか?
CQ4-4 ボツリヌス治療は軽症の脳性麻痺に推奨されるか?
CQ4-5 ボツリヌス治療は重症の脳性麻痺に推奨されるか?
CQ4-6 ボツリヌス治療中のモニターは有用か?
第5章 バクロフェン髄腔内投与療法
CQ5-1 脳性麻痺,痙縮・ジストニアの治療において,バクロフェン髄腔内投与(ITB)療法はどのような病型・重症度に推奨されるか?
CQ5-2 バクロフェン髄腔内投与(ITB)療法は,何歳から治療できるか?
CQ5-3 バクロフェン髄腔内投与(ITB)療法は,どのような痙縮に推奨されるか?
CQ5-4 バクロフェン髄腔内投与(ITB)療法は,どのようなジストニアに推奨されるか?
CQ5-5 バクロフェン髄腔内投与(ITB)療法は,どのような合併症あるいは副作用があるか?
第6章 脊髄後根切断術
CQ6-1 脳性麻痺,痙縮の治療において,脊髄後根切断術はどのような病型・重症度に推奨されるか?
CQ6-2 脊髄後根切断術は何歳から治療できるのか?
CQ6-3 脊髄後根切断術は,どのような痙縮に推奨されるか?
第7章 定位脳手術
CQ7-1 小児ジストニアの治療において,定位脳手術はどのような病型・重症度に推奨されるか?
CQ7-2 小児の二次性ジストニアの治療において,定位脳手術は推奨されるか?
CQ7-3 遺伝性(一次性)ジストニアの治療において,定位脳手術は推奨されるか?
CQ7-4 小児ジストニアに対する定位脳手術は何歳から治療できるか?
第8章 整形外科手術
CQ8-1 脳性麻痺,(小児)痙縮・ジストニアの治療において,整形外科手術はどのような変形・拘縮に推奨されるか?
CQ8-2 歩行改善のため,下肢の整形外科手術はいつ行うべきか?
CQ8-3 下肢の拘縮・変形の改善のため,整形外科手術はいつ行うべきか?
CQ8-4 股関節亜脱臼のため,整形外科手術はいつ行うべきか?
CQ8-5 上肢機能改善に手術療法は推奨されるか?
CQ8-6 脊柱変形に対する手術療法は推奨されるか?
付録
パブリックコメント・外部評価への返答
公開前評価への対応
文献スクリーニング
索引