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医師と薬剤師が考える処方箋のつくり方

医師と薬剤師が考える処方箋のつくり方
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筆頭著者 矢吹 拓 (著)

その他の著者等 青島 周一

丸善出版

電子版ISBN

電子版発売日 2024年9月26日

ページ数 184

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-621-31000-7

印刷版発行年月 2024年9月

DOI https://doi.org/10.32306/9784621310007

書籍・雑誌概要

医師には処方権があり、薬剤師には調剤権があり、処方箋に疑しい点がある場合は疑義照会もできる。全ては患者のため。しかし現実にはこうした意思確認の方法は確立されていない。処方箋から見えてくる医師と薬剤師の思惑が「対話」を通じて明らかになる時、患者にとってより望ましい処方提案ができるはずだ。11の処方箋が導きだす本当の「解」

目次

序章 薬剤師による処方提案と医師との関係性
1章 経口血糖降下薬:2型糖尿病患者における第二選択薬
2章 睡眠導入剤:若年男性の不眠への対処
3章 抗菌薬:単純性膀胱炎
4章 高脂血症治療薬:脂質異常症
5章 便秘薬:便秘症
6章 鎮咳薬:咳喘息
7章 降圧薬:高血圧
8章 解熱鎮痛薬:片頭痛
9章 骨粗鬆症治療薬:骨粗鬆症
10章 抗菌薬:感染性胃腸炎
11章 抗ヒスタミン薬:花粉症

Doctor’s point of view
ドクター・矢吹の視点から / 患者の生活を考える / 患者さんの困りごとに対処する / 専門職どうしの情報共有の課題 / 薬にメッセージを載せる / 鳥の目・虫の目 / 病気の経験が受療行動に影響する / 積極管理の欲望をコントロールできるか / Underdiagnosisにご注意を / 臨床研究のエビデンスではみえない景色 / 施設・家族が望むアウトカム / あの先生が出してくれる薬は本当によく効く

Pharmacist 's point of view
将来のリスクを言葉にする作業 / 睡眠薬はある種の代用 / 疑義照会の仕方は確立されていない / メディカルケアがヘルスケアに果たす役割 / どの集団にスクリーニングを行うのか? / 生活の視点でお薬を考える / リスクの可視化がもたらすもの / 気圧が下がるとロキソニンが売れる / Impure placeboをどう捉えるか / 周囲の支援と評価がポイント / 患者のライフスタイルに合わせた説明