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ミスよけ調剤 60,000枚の処方箋から導くエラー対策
筆頭著者 百 賢二 安 武夫 城田 幹生 (編著)
南山堂
電子版ISBN 978-4-525-98516-5
電子版発売日 2023年9月29日
ページ数 221
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-525-77871-2
印刷版発行年月 2023年8月
書籍・雑誌概要
窓口の患者対応,疑義照会,処方箋の受付,調剤など……薬剤師の業務は多岐にわたるため,少しの油断でも調剤エラーに繋がりやすい.そこで本書では,どんな場面で,どんな薬剤において,どのような状況下でエラーが起こったのか,実際の約60,000枚の処方箋をもとにまとめた.日々の業務において調剤エラーを予見し回避する力を身に付けるためにおすすめの一冊.
目次
Ⅰ 総 論
1 薬局・薬剤部門内での医療安全
2 調剤の流れ
3 もし「調剤内規」がなかったら?
4 「調剤エラー」傾向と対策
Ⅱ 各 論
A 内服計数の調剤エラー対策
1 錠剤の外観類似
2 包装形態が特殊な経口剤
3 一包化におけるエラー
4 用法が特殊な製剤
5 半錠調剤
6 計数調剤で間違えやすい薬剤(散薬分包品)
7 合剤から単味剤への変更
8 経口剤の名称類似
9 漢方エキス剤の外観類似
10 1日用量と合計調剤量
B 内服計量の調剤エラー対策
11 計量調剤で間違いやすい薬剤
12 錠剤の粉砕調剤
13 複雑なプロセスの調剤
C 外用剤の調剤エラー対策
14 外用剤の外観類似
15 包装形態が特殊な外用剤
16 外用剤の名称類似
17 溶解液が付属している薬剤
18 1回用量と1日用量
19 類似薬効製剤
D 製剤特性に起因する調剤エラー対策
20 粉末化してよい薬剤,いけない薬剤
21 多成分で構成される薬剤
E 患者背景・情報に起因する調剤エラー対策
22 適応疾患の確認が必要な薬剤
23 前回処方を確認すべき薬剤
24 同種同効薬の重複投与
25 検査値を確認すべき薬剤
26 TDMが必要な薬剤
27 患者のアレルギー情報
28 クリニカルパスに連動した処方
29 薬袋やラベルシールのクロス
F 服薬指導に起因する調剤エラー対策
30 服薬指導時の説明漏れ
31 服用しづらい,1回服用量が特殊な薬剤
32 調剤時に専用資材が必要な薬剤
G その他の調剤エラー対策
33 同一ブランドの名称類似
34 薬機法または内規に基づき帳簿へ記載する薬剤
35 薬品マスタに関連したエラー
36 重複調剤
37 処方オーダー時のエラーに対する疑義照会漏れ
Ⅲ 過去,現在,そして未来へ
1 調恨記 いたらぬが故の失敗談,人には言えない調剤師の記憶
2 手書き処方箋は,リスクが満載
3 読み取る力,癖字からバーコードへ
4 調剤今昔物語
5 散剤調剤―いのちがけ
6 薬剤師と想像力
7 夢の途中