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急性期の検査・治療・看護・リハビリまで
やさしくわかる脳卒中
筆頭著者 永田 泉 (監修)
その他の著者等 波多野 武人 平田 雅彦 (編集)
照林社
電子版ISBN
電子版発売日 2021年7月5日
ページ数 272
判型 B5判
印刷版ISBN 978-4-7965-2454-4
印刷版発行年月 2019年2月
書籍・雑誌概要
●脳卒中に関する基礎知識から、専門知識、最新の知見を、図表や写真を使ってわかりやすく解説。
●さまざまな分野の経験豊富な専門スタッフが、初期対応から、治療・看護・リハビリテーション・退院支援までを、ポイントを示しながら具体的に解説しました。
目次
はじめに 脳卒中って何だろう?
基礎知識編
1章 脳卒中の理解に必要な解剖生理
解剖
(1) 脳の構造
(2) 脳を覆う膜:髄膜
(3) 脳に栄養を運ぶ血管:大動脈~頸部動脈、脳血管
(4) 頭蓋内をめぐる脳血管
(5) 内頸動脈と外頸動脈
(6) 椎骨動脈と脳底動脈
病態生理
(7) 血液の流れ(脳循環)
(8) 脳循環の自動調節能
(9) 髄液の流れ(髄液循環)
2章 脳卒中の検査画像の見かた
(1) 脳の画像検査
(2) CT検査の特徴
(3) MRI検査の特徴
(4) 超音波(エコー)検査の特徴
(5) 脳血管撮影検査の特徴
(6) 脳血流シンチグラフィー検査の特徴
(7) 心臓超音波(心エコー)検査の特徴
3章 脳卒中の症状、検査、治療
(1) 脳梗塞
原因と分類
症状
検査
治療(超急性期、急性期〈回復期〉、慢性期〈予防〉)
(2) 脳出血
原因と分類
症状
検査
治療
(3) くも膜下出血
原因と病態
症状
検査
治療
合併症
(4) 無症候性病変
無症候性脳梗塞
無症候性頭頸部動脈狭窄・閉塞
微小脳出血
未破裂脳動脈瘤
(5) その他の脳卒中
脳動脈解離
もやもや病
脳動静脈奇形(AVM)
硬膜動静脈瘻(dAVF)
脳静脈洞血栓症
看護実践編
1章 疾患別の看護
(1)[共通]救急搬送時の看護
発症より来院までの対応
院内発症の場合
(2) 脳梗塞・一過性脳虚血発作(TIA)
脳梗塞(急性期)の看護
出血性梗塞の看護
分枝粥腫型梗塞(BAD)の看護
一過性脳虚血発作(TIA)の看護
(3) 脳出血
出血部位と症状
急性期の看護
(4) くも膜下出血
急性期(搬入直後、術前)の看護
急性期(術後)の看護
2章 治療別の看護
(1) 開頭手術
外科的治療を適応した場合の看護
術前の看護
術中の看護
術後の看護
(2) 脳血管内治療
治療前の看護
治療中の看護
治療後の看護(合併症の観察・ケア)
頸動脈ステント留置術後に起こる合併症の観察・ケア
(3) 血栓溶解療法
受け入れ準備〜投与開始までの看護
投与後の看護
(4) ドレナージ管理
閉鎖式ドレナージ(皮下、硬膜下、硬膜外)の看護
開放式ドレナージ(脳室、脳槽、スパイナル)の看護
3章 脳卒中急性期のリハビリテーションと看護
(1) 脳卒中急性期の離床とADL評価
(2) 運動機能障害
(3) 高次脳機能障害
(4) 嚥下障害
(5) 脳卒中後うつ病とアパシー
4章 脳卒中に使用される薬剤の知識
(1) 脳梗塞の薬物療法
(2) 脳出血の薬物療法
(3) くも膜下出血の薬物療法
5章 脳卒中の栄養管理と看護
(1) 脳卒中の栄養管理
(2) 栄養剤の投与
6章 再発予防と退院支援
(1) 再発予防と退院指導
(2) 退院支援と在宅調整
Column.Topics
適応が広がるrt-PA静注療法/抗凝固薬と抗血小板薬、使い分けの根拠は?/血行再建術(CAS・CEA)後の合併症:過灌流症候群/当院における救急室看護師の役割とチーム連携/脳卒中の評価スケール:NIHSS/患者にとっての正常を理解する/離床を行う際の基準は?/よりよい介助を行うために/NOAC or DOAC?
資料:GCS、Fisher分類/ABCD2スコア、mRS/Brunnstrom Stage/本書に登場する脳卒中にかかわる主なスケール・指標一覧