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もう迷わない!外科医けいゆう先生が贈る初期研修の知恵
筆頭著者 山本 健人 (著)
京都大学大学院医学研究科
シービーアール
電子版ISBN
電子版発売日 2019年9月23日
ページ数 230
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-908083-42-6
印刷版発行年月 2019年9月
書籍・雑誌概要
けいゆう先生のペンネームで知られ、SNSやウェブメディアの連載などで活躍中の山本健人先生が、医学生や研修医向けに書き下ろしたのが本書です。編集部の人間が読んでも「なるほど! 」と唸る、さすがの切り口の文章が満載。消化器外科医の日常を通し、「初期研修で学ぶべきこと」が余すことなく伝えられています。これから初期研修を受ける医師にとっては必携の書となるでしょう。本書が贈る「知恵」が初期研修を実りあるものにしてくれると確信しております。
以下、本書「はじめに」より
若手医師が勉強法やキャリアについて情報収集したいと思った時、アクセスできる情報ソースは意外に限られています。インターネットで検索したり、書店に行って本を探したりしても、自分に役立つ情報はなかなか見つけにくいものです。私は、こうした問題意識を常に持ってキャリアを歩む中で、できるだけ多くの後輩に自分の学んだことを伝えたい、と考え続けてきました。 (中略) 確かにここに書いたのは、一介の若手外科医の私見に過ぎないでしょう。しかし私はこの書籍に、これまで自分が医師として、外科医として、毎日頭をひねって考えてきたことの全てを書きました。読んでいただければ、「今すぐにでも実践したい」と思うことがきっとたくさんあると思います。もしそう思ったら、この本を閉じた瞬間から、動き始めてください。あなたのこれからの人生で、今日が一番若い日です。
目次
シリーズ監修のことば(箕輪良行)
はじめに
第1章 それでも外科医はおもしろい
1-1. 辛かった研修医時代
1-2. 外科が楽しい五つの理由
<コラム>お礼の手紙
1-3. 外科は本当に3Kなのか?
<コラム>エホバの証人の手術はなぜ特別?
第2章 外科医はどんな仕事をしているか?
2-1. 1日の流れ(手術日)
<コラム>手術中の不思議な掛け声
2-2. 手術にかかわる他の仕事
<コラム>オペレコにおすすめのグッズ
2-3. 1日の流れ(外来日)
2-4. 外科医のトレーニングとは?
<コラム>外科医は両利きの方がいい?
<コラム>研修医がよく間違える外科関連の用語
2-5. 学会発表
<コラム>マイラーになっておこう!
2-6. 論文執筆
<コラム>指導医からいただいた名言
2-7. 専門医資格の取得
<コラム>私が実践する分かりやすい話し方
2-8. 自分の業績を記録しよう
<コラム>国際学会での大事件
第3章 外科研修医の心得
3-1. 外科ローテートでは何を学ぶべきか?
<コラム>外科病棟でよく出合う、研修医の間違い例
3-2. 外科は他の科とどうかかわっているか
<コラム>研修医ノートのすすめ
3-3. 患者に対する接し方
<コラム>外国人の診療で苦労すること
3-4. コメディカルとのかかわり方
3-5. 看護師とのかかわり方
<コラム>研修医が情報収集するには?
第4章 外科医としてのキャリア
4-1. 手術以外の強みを